吉沢亮、横浜流星ら出演『国宝』中村鴈治郎の歌舞伎指導&出演が明らかに

(C)吉田修一/朝日新聞出版(C)2025映画「国宝」製作委員会
吉沢亮、横浜流星らが出演する映画『国宝』において、中村鴈治郎が歌舞伎指導を担当していることが発表された。
原作は、これまで数々の賞に輝いた吉田修一の最高傑作との呼び声高い同名小説。任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生を捧げる主人公・喜久雄の50年を描いた壮大な一代記だ。渡辺謙、高畑充希、寺島しのぶ、田中泯、森七菜、見上愛、永瀬正敏、宮澤エマ、黒川想矢、越山敬達、三浦貴大、嶋田久作らが共演として名を連ねるほか、監督は『フラガール』などで知られる李相日が務める。
人間国宝・四代目坂田藤十郎を父に持つ鴈治郎は、1967年に東京・歌舞伎座にて『紅梅曾我』の一萬丸で中村智太郎を名乗り初舞台。『廓文章 吉田屋』の藤屋伊左衛門、『恋飛脚大和往来 封印切』の亀屋忠兵衛を当たり役とし、2015年に四代目中村鴈治郎を襲名、2019年には紫綬褒章を授与された。原作者の吉田が本作を執筆するにあたり血肉とした3年間の黒衣経験も、鴈治郎のもとで培われたという。
また、歌舞伎役者・吾妻千五郎役として自らも出演することが明らかに。