くらし情報『片岡仁左衛門「悔いのない年でありたいと思います」 玉三郎と18年ぶりの『与話情浮名横櫛』』

2023年4月1日 12:00

片岡仁左衛門「悔いのない年でありたいと思います」 玉三郎と18年ぶりの『与話情浮名横櫛』

役の気持ちで自然とやれば、向こうもそれを受けて役の気持ちで出てくれる」と信頼をにじませ、今回の玉三郎との与三郎とお富に一層期待が高まる。

片岡仁左衛門「悔いのない年でありたいと思います」 玉三郎と18年ぶりの『与話情浮名横櫛』

「鳳凰祭四月大歌舞伎」夜の部『与話情浮名横櫛』特別ポスター
仁左衛門が与三郎を演じるのは1982(昭和57)年3月の歌舞伎座公演で初役で勤めて以来、今回が12度目となるが、再演するたびに過去の映像を観返しては反省点を探して演じているという。記者からの「これまで納得した与三郎はできたのか?」という問いには「振り返ってみてこれは後世に残っていいというものはない」と断言する。物語の後半は傷を負い、暗い影を背負う与三郎の役の気持ちと、役者をカッコよく見せて観客に喜んでもらわなければいけないという江戸歌舞伎の役割とのバランスの難しさも語りつつ、「この芝居に関しては、深いことは考えずにお客さまに気持ちよく観ていただける明るいお芝居として作り上げなければいけない」と話す。


片岡仁左衛門「悔いのない年でありたいと思います」 玉三郎と18年ぶりの『与話情浮名横櫛』


最後に新年度にあたり、改めて2023年の意気込みを聞いてみた。「平和な年にしたいですね。早く世の中がもとの雰囲気になれば。大きく言えば世界的にね、本当にみんなが明るい気持ちでいられる年になれば」

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