今月18日から21日にかけて開催されるはずだったチェコのカルロヴィ・ヴァリ映画祭が、新型コロナを受けてキャンセルされた。
この日程自体も、本来7月だったものを延期した結果で、規模も縮小していた。しかし第2波がヨーロッパを襲い、イギリスやフランスで再度ロックダウンが実施される中、今年の開催は諦めざるを得なくなった。
アメリカでも、毎年アワードシーズンの真っ最中に行われるパーム・スプリングス映画祭がキャンセルになっている。昨年、コロナがアメリカを襲った直後にキャンセルを強いられた3月開催のサウスバイ・サウスウエストは、早くも来年はヴァーチャルで実施すると決めている。
文=猿渡由紀