名作『カラーパープル』がミュージカルに! 心の奥底の想いが歌とメロディになって放たれる!
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スティーブン・スピルバーグが製作を務めるミュージカル映画『カラーパープル』が2月9日(金) から公開になる。本作はアリス・ウォーカーの小説が原作で、1985年にはスピルバーグ監督によって映画化もされたが、本作はその後に繰り返し上演されたミュージカル版の映画化だ。なぜ、この物語は音楽と歌を必要としているのだろうか?
『カラーパープル』は、20世紀の初頭から中頃までの米ジョージア州を舞台に、ひとりの女性が自らの手で自由を掴み取るまでを描いた感動作だ。物語の冒頭で主人公のセリーは父から虐待を受け、望まぬ結婚をさせられ、愛する妹とも離ればなれになってしまう。しかし、彼女は暴力を受けたり理不尽な状況であっても反抗しない。
やがて時は流れ、彼女はさまざまな出会いによって変化を遂げていく。苦境に立ち向かう強さはすでに“自分の中”に宿っている。誰かが変えてくれるのを待つのではなく、自分で変化するべきだと。
この普遍的なドラマと、劇中のミュージカルナンバーが本作では見事にマッチしている。