くらし情報『日韓の歴史を見つめる『外地の三人姉妹』開幕 多田淳之介「私たちの未来を想像するために大切なこと」』

2023年11月30日 11:45

日韓の歴史を見つめる『外地の三人姉妹』開幕 多田淳之介「私たちの未来を想像するために大切なこと」

KAAT×東京デスロック×第12言語演劇スタジオ『外地の三人姉妹』 (撮影:宮川舞子)

(撮影:宮川舞子)



KAAT×東京デスロック×第12言語演劇スタジオ『外地の三人姉妹』が、2023年11月29日(水) にKAAT 神奈川芸術劇場<大スタジオ>で初日を迎えた。

アントン・チェーホフ『三人姉妹』の翻案を通して、日韓の歴史を見つめる本作。3年ぶりの再演となる今回は、翻案・脚本をソン・ギウン、演出を多田淳之介が務めるほか、伊東沙保、李そじん、亀島一徳、原田つむぎ、アン・タジョン、夏目慎也、佐藤誓、大竹直、田中佑弥、波佐谷聡、松﨑義邦、イ・ソンウォン、佐山和泉、鄭亜美といったキャストが出演する。


日韓の歴史を見つめる『外地の三人姉妹』開幕 多田淳之介「私たちの未来を想像するために大切なこと」

日韓の歴史を見つめる『外地の三人姉妹』開幕 多田淳之介「私たちの未来を想像するために大切なこと」


ソンは本作について「韓国では、日本のことを“近くて遠い国”とよく言います。私が台本を書いたこの物語は、演出家の多田さんと14名の俳優、大勢のスタッフの皆さんの丁寧でありながらスマートなお仕事により“遠くても近い話”になっていると思います」とコメント。

また多田は「日常から離れ少し足を止めて歴史を見ることは、1910年から続く時間、2023年現在のウクライナやパレスチナの状況、そしてこれからの私たちの未来を想像するために大切なことだと思います」と語り、「2009年から続けているソン・ギウンさんとの創作は、近年は日韓の歴史を扱う事が多いですが、私たちの世代の日韓演劇交流の未来を作ろうと意気投合して始まりました。

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