吉永小百合、125本目の出演作で浅田次郎と初タッグ! 『母の待つ里』映画化決定

ぴあ
吉永小百合、125本目の出演作で浅田次郎と初タッグ! 『母の待つ里』映画化決定


『地下鉄(メトロ)に乗って』『鉄道員(ぽっぽや)』『壬生義士伝』などで知られる浅田次郎による長編小説『母の待つ里』の映画化が決定。吉永小百合が主演を務め、2027年秋に公開される。

原作は2022年に発刊され、現在までに26万部を突破している。大企業の社長として孤独を抱える松永徹、定年と同時に妻から離婚された室田精一、親を看取ったばかりのベテラン医師・古賀夏生という、人生に疲れた3人の男たち。彼らが選んだのは“母”の待つふるさとへの里帰りだった。囲炉裏端に並ぶ手料理や昔話、母のちよ(吉永)と過ごす時間が、3人を少しずつ変えていく……。脚本は『おくりびと』を手がけた小山薫堂、監督は『九十歳。何がめでたい』の前田哲が担う。


本作が自身125本目の映画出演作となる吉永だが、浅田作品に出演するのは今回が初となる。吉永は「浅田先生原作の映画に初めて出演させていただくことになり、うれしくて舞い上がっています。そして、前田監督の若々しいエネルギーをしっかり受け止め、“心の母”をひたむきに演じたいと、祈るような思いです」と意気込みを寄せ、浅田は「吉永小百合さんに『母の待つ里』のちよを演じていただくのは、昭和の時代に生まれ育ったひとりの小説家として望外の幸せを感じます」と喜びを明かした。

撮影は岩手県遠野市を中心に今年5月からスタートし、春夏編は7月でクランクアップ。今後、秋・冬の期間も撮影を行い、四季の移ろいを通して日本の原風景を切り取り、登場人物たちの心情や人間関係の変化を映し出す。撮了は2027年1月を予定している。

<作品情報>
『母の待つ里』

2027年秋公開

公式サイト:
https://hahanomatsusato.toho-movie.jp/

映画『母の待つ里』キャスト&スタッフ コメント全文


■吉永小百合
15歳で映画俳優になり、好運に恵まれて今日まで歩いてきました。『母の待つ里』は、私にとって125本目の映画です。
浅田先生原作の映画に初めて出演させていただくことになり、うれしくて舞い上がっています。
そして、前田監督の若々しいエネルギーをしっかり受け止め、「心の母」をひたむきに演じたいと、祈るような思いです。5月にクランクインして、これから秋編、厳しい寒さの中での冬編の撮影に入っていきますが、スタッフ、キャストの皆様とともに、来年秋の公開に向けて力を尽くします。

■原作:浅田次郎

吉永小百合、125本目の出演作で浅田次郎と初タッグ! 『母の待つ里』映画化決定

(C)新潮社
思い起こせば高倉健さんに『鉄道員』の佐藤乙松を演じていただいてから、四半世紀あまりの歳月が流れました。
そして今、吉永小百合さんに『母の待つ里』のちよを演じていただくのは、昭和の時代に生まれ育ったひとりの小説家として望外の幸せを感じます。私たちは人間らしい自然な営みを忘れて、便利さと快楽の追求でしかない不自然の中で生きています。ちよさんはそんな私たちにとって、虚も実もない、あらたかな自然そのものです。

■脚本:小山薫堂
「ふるさと」への想いをクリエイティブの根幹にしてきた田舎者の自分が、「ふるさとを持たない人たちの心を描く」……
これは私にとってひとつの大きな挑戦でした。

しかも原作は、敬愛する浅田次郎先生。そして主演はまさかの吉永小百合さん!この作品はいわば、都会の暮らしに疲れた大人たちを癒す現代のおとぎ話ですが、この夢のような座組での映画に携わること自体が、自分にとってのいちばんのおとぎ話でもあります。

■監督:前田哲
今回映画作りをご一緒してつくづく感じたことは、吉永小百合さんは心の中にいつも他者へのギフトを持ってられる方であるということです。
それは、映画『母の待つ里』の主人公ちよが、悲しみも苦しみも寂しさも包むようにすべてを受け入れて、命ある限り懸命に「母」として生きていく姿そのものであります。
損得もなく見返りも求めず、切実な思いに駆られて行動する姿そのものが希望であり、暗闇にさす光だと思っています。
浅田次郎先生の原作にあるスピリットをしっかりと引き継ぎつつ、多くの方たちにギフトを届けることができるよう丁寧に製作しております。
映画の完成までしばしお待ちください。

■企画・プロデュース:岡田有正
圧倒的な美しさと気品で時代を彩り、日本映画界の光であり続ける吉永小百合さんを主演にお迎えし、浅田次郎先生の『母の待つ里』を映画化できることを大変光栄に思います。

不寛容さと孤独感が漂う現代において、本作は傷ついた人々に寄り添う母を通じて描かれる「誰もが思い当たる節のある現代の物語」です。どれほど時代が変化しようとも、決して失われてはならない人と人とのつながり、移ろいゆく日本の美しい四季や自然とともに、かけがえのない暮らしを時間をかけて丁寧に描き出し、映画館のスクリーンを通じて、「こころのふるさと」を世界の皆様へお届けいたします。

提供:

ぴあ

この記事のキーワード