2022年6月21日 14:10
Saucy Dogが作り上げた多幸感あふれる空間、初のアリーナツアー大阪城ホール公演オフィシャルレポート
撮影:日吉“JP”純平
Saucy Dogが6月16日、大阪・大阪城ホールで初のアリーナツアー『Saucy Dog ARENA TOUR 2022 “Be yourself”』ファイナル公演を開催した。
6月9日・10日の東京・日本武道館、14日の愛知・ガイシホールを経た終着点である大阪城ホールは、ステージ後方に壁どころかバックドロップもなく、バンドの一挙一動を360°から見渡せるようなレイアウト。開場中にはSaucy Dogが影響を受けてきたであろうフェイバリットアーティストの楽曲がBGMとして流れ、開演が近づくにつれそれが波の音へと切り替わる。
みるみるうちに埋まっていく客席からこぼれる期待感と緊張感にシンクロするように、激しさを増していくSEの荒波。舞台上に吊るされた三面スクリーンには深い海へと落ちていく楽器の映像が映し出され、石原慎也(Vo,G)が一撃でライブの始まりを告げるソリッドなギターをかき鳴らす!1曲目の「BLUE」からどこまでも伸びやかなボーカルを広大な大阪城ホールに響かせ、まるで海の中のようなスモークが漂う幻想的な光景に石原とせとゆいか(Ds,Cho)のコーラスが溶け合う、神秘的で力強いオープニングだ。