コロナ禍で何が変わった? 李相日監督×妻夫木聡『PFF・オンライン映画祭』で豪華対談
自主映画の祭典“ぴあフィルムフェスティバル”を擁するPFFが立ち上げた新プロジェクト“オンラインPFF”。そのオープニングを飾る『PFF・オンライン映画祭~“ひと”が映画をつくる~』が幕を開け、第1夜となる7月4日に、李相日監督の『青~chong~』、『1001のバイオリン』が配信上映された。
上映後には、李監督と妻夫木聡による豪華対談が実現。『69 sixty nine』『悪人』『怒り』と3度のタッグで信頼を深め合った両名が、映画作りで大切にしていることをテーマに、コロナ禍での表現者としての思いにも言及した。
李監督が日本映画学校(日本映画大学)の卒業制作作品として発表し、PFFアワード2000でグランプリをはじめ4賞に輝いた『青~chong~』について、妻夫木が「今回改めて見直して、たけしさん(北野武監督)の映画っぽいなと。特に画の構図で感じたんですけど」と指摘すると、李監督は「確かにたけしさんの映画は(当時)とても新しく見えた。もろに影響を受けている作品」と振り返り、「箱を借りるじゃないけど、盗みながら、自分のやりたいことに当てはめていった」と明かしていた。
「李さんの映画に出てくる人物は、熱があるんですよね。