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【感謝祭鼎談】岸谷香×BONNIE PINK×吉岡聖恵、“親戚”と“ママ友”から始まった奇跡の共演実現へ「違いを認めながら新しいものを作るのは本当に楽しい」

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【感謝祭鼎談】岸谷香×BONNIE PINK×吉岡聖恵、“親戚”と“ママ友”から始まった奇跡の共演実現へ「違いを認めながら新しいものを作るのは本当に楽しい」

Photo:吉田圭子



Text:長谷川誠Photo:吉田圭子
毎年恒例となっている『岸谷香感謝祭2026』が、2026年2月23日(月・祝)、東京・EX THEATER ROPPONGIで開催される。今年で6回目となる本イベントは、岸谷が「元気に楽しく音楽をやれていることに感謝する」ことを趣旨としたもので、多彩なゲストとのコラボレーションが大きな見どころだ。今回のゲストは、BONNIE PINKと吉岡聖恵(いきものがかり)。この3組の共演に、新鮮な驚きを感じた人も多いだろう。 これまでの活動フィールドも世代も異なり、ステージでの共演経験もないからだ。 異なる音楽性を持つ者同士が刺激し合い、同じステージに立つことで生まれる化学変化こそが音楽の醍醐味のひとつだ。 3人の間にはどんな接点があり、どのようにして今回の共演が実現したのか。 話を聞くほどに、ステージへの期待が高まった。



── それぞれの出会いを教えてください。

岸谷BONNIEちゃんと聖恵ちゃんは、こうして話すのは今日が初めてなんだよね。でも、過去には「すれ違い」があったみたいで。

吉岡そうなんです。最初にBONNIEさんとすれ違ったのは、デビュー前後の2006年の頃。FM横浜の廊下でした。

BONNIEFM横浜から出るところだったんですが、水野(良樹)さんが廊下を走ってこられて。手紙をいただいて、「ありがとうございます」って、受け取った記憶があります。


吉岡もともと水野はBONNIE PINKさんに大きな影響を受けていまして、学生時代から「好きだ」と公言していたんですよ。BONNIEさんがいらっしゃらなかったら生まれていないだろうなと、思い当たる曲もあるくらいで。私も、BONNIEさんが衝撃のピンクの髪で「Heaven’s Kitchen」を歌っていらした頃から「かっこいいな」と思って曲を聴いていました。あの日、うちのチームが事前にBONNIEさんがいらっしゃることを知っていて、リーダーの水野が追いかけていったんです。「行け!」みたいな感じで(笑)。ほとんどファンレターですよね(笑)。

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吉岡聖恵(いきものがかり)
BONNIE家のどこかにあると思います、その手紙(笑)。

── 岸谷さんと吉岡さんは、元プリンセス プリンセスのマネージャーだった市村さんが、いきものがかりを見つけたことが縁の始まりですよね。


吉岡そうなんです。厚木のライブハウスで活動していた頃、市村さんが見つけてくださって。「若い頃の香ちゃんにちょっと似てるんだよね」って。

岸谷市やんが「歌が異常に上手い子がいる」と言って、デビュー前の音源を聴かせてもらったの。「これ、どうなってんの」と驚いていたら、すぐにデビューが決まって、うちに遊びに来たんだよね。

吉岡市村さんに「香ちゃんにCDを聴かせてるから、今度一緒に行こうよ」と誘っていただき、「吉岡です」とご挨拶して、ご飯をご馳走になりました。私の実家が兼業農家なのでスナップエンドウを持っていったら、香さんが「桜エビがあるから料理するよ」って。その場で桜エビとスナップエンドウの炊き込みご飯を作ってくださったんです。
それが美味しすぎて、残ったご飯を握ってもらって、持ち帰りました(笑)。

── 親戚付き合いみたいな感じですね。

岸谷ミュージシャンというより、親戚の子みたいな出会いでした。ある日突然スターになってびっくり、という(笑)。その後も時々うちに来てご飯を食べたり、話をしたり。

吉岡ずっと気にかけていただいています。普通だったらなかなか言えないようなことも相談させていただいて。事あるごとに悩みを聞いてくださって、本当に助けていただきました。


岸谷助けてはいないけれど、繋がりはずっとありました。でも、いきものがかりはグループだから、感謝祭にお呼びするのは方針として難しいところもあって。「ひとりでやる気はないかな」「カバーアルバムを出した今がチャンスかな」って、ずっと機会をうかがっていたんですね。

吉岡「放牧」と銘打っていた期間にソロでカバーアルバムを出したりしていたので、こちらの状況もいろいろと考慮してくださっていたんですね。

岸谷私が直接言うと断りにくいだろうから、市やんにそれとなく聞いてもらったりして。今回、出演してもらえることになりました。

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岸谷香
── 岸谷さんとBONNIE PINKさんの出会いは?

岸谷BONNIEちゃんとの出会いは、音楽ではないんですよ。プリンセス プリンセスの解散が1996年、BONNIEちゃんが1995年デビューなので、ほとんど入れ違いで接点がありませんでした。


BONNIE接点はゼロでした。もちろん、学生の頃にプリンセス プリンセスの音楽を聴いていましたが、出会うチャンスがないままでした。

岸谷私は正直に言うと、彼女の音楽を聴いたときに、「え、ずるくない?」と思ったの(笑)。トーレ・ヨハンソンがプロデュースした「Heaven’s Kitchen」がわかりやすい例だけど、完全な洋楽スタイルの作品で、「こんなかっこいいサウンドが日本でOKなの? ありなの?」って(笑)。日本で音楽をやるには、日本語で歌っていて、わかりやすくて、カラオケで歌いやすくて、という“縛りのようなもの”があったから、そういう制限のない自由な活動をしているBONNIEちゃんが羨ましかった。その後、私が子育てに専念していたこともあり、接点のないまま時が過ぎていきました。

BONNIEそれが2年ほど前に、共通の知り合いを介して繋がったんですよね。

岸谷事務所の後輩だったモデルの子から、子供の小学校受験の相談を受けて、小学校を紹介したんです。
そうしたら入学後に「香さん、同じ学校にBONNIE PINKのお子さんがいました!」と連絡がきて。

BONNIEその子とは20代の頃によく遊んでいたんですが、疎遠になっていたんですよ。娘の学校で再会して、香さんと古い付き合いだという話を聞いて。子育てと音楽をどう両立されているのか、ぜひお話を聞きたいと思って、その子を介して3人で会ったのが最初でした。

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BONNIE PINK
岸谷会う前は「どんな人が来るのかな」と思っていたのね。私の中で、“洋楽的な音楽活動をしている人”というイメージがあったので、「J-POP? はあ?」みたいな人が来るのかなと思っていたら、ごく普通な感じで現れて(笑)。その日はほぼ子供と学校の話をしました。いわゆる“ママ友”から始まった珍しいパターン。本名は彼女が“香織”で私も“香”だから、「そのうちカオリ・フェスをやりたいね」って盛り上がったくらい(笑)。“親戚”と“ママ友”がきっかけです。プライベートが先というのは珍しいですよね。

── 3人に共通するのは、子育てで音楽活動を休んでいた時期がありつつも、現在は充実した音楽活動を展開していることです。岸谷聖恵ちゃんは、どれくらいお休みしていたんだっけ? お休みじゃなくて、放牧か。

吉岡産休が1年弱くらいで、放牧が約2年ですね。

岸谷すごいよね。BONNIEちゃんはしばらくはお休みしていたよね?

BONNIE私は出産から3年くらいでステージに復帰したんですが、作品制作はずっとお休みしていて、3年前に11年ぶりのアルバムを出しました。それぐらいゆっくりしていたんですが、今はなるべく休まずライブを続けるようにしていて、その隙間で新曲を作れたら出していくペースでやっています。香さんも育児で長くお休みされていた時期があると聞いていたので、どういう心境でステージに立たれているのか、母親との両立の部分がとても気になります。

岸谷子供が小さいときって病気を移されることもあるし、子供がインフルエンザをもらってこようもんなら、絶望的な気持ちになるし、本番が近いと大変だよね。

BONNIE子供が1歳過ぎた頃は、毎週のように高熱を出していました。

吉岡出産してから、自分の身体って思っていた以上にデリケートなんだなと実感するようになりました。

岸谷子供が小さい頃はみんな大変だよね。私は本当に子供が小さかった頃は仕事をしていなかったから、まだ良かったけれど、BONNIEちゃんや聖恵ちゃんのように、子育てをしながら、音楽活動をするのは大変だと思います。周囲のスタッフにもサポートしてもらいながら乗り切っていくしかないよね。

── 岸谷さんがふたりを誘おうと思った理由は?

岸谷聖恵ちゃんに関して、前々から「このボーカルと一緒に演奏したい」「生で歌を聴きたい」と思っていたこと。聖恵ちゃんが歌ってくれるんだったらどんな伴奏でもしますよ、という気持ちでお願いしました。BONNIEちゃんに関しては、どうしてこういう音楽をやっているんだろう、ということに、ものすごく興味があったから。ふたりで飲みに行ったときに「一緒に音楽をやってみたいんだけど」と、一晩中音楽の話をしました。今は、もう夢の中でもBONNIEちゃんの音楽について考えているくらいハマっています(笑)。

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左から BONNIE PINK、岸谷香、吉岡聖恵(いきものがかり)
── 声をかけられたとき、おふたりはどう思われましたか?
吉岡「胸に飛び込ませてください!」ということと、「元気よくいこう」ということだけです。いきものがかりで「GET CRAZY!」をカバーさせていただいたこともありますが、香さんは作詞・作曲・アレンジ・歌・楽器の演奏、すべてが素晴らしいので、私はとにかく頑張って歌うしかないなと。

岸谷「歌しかないんです」って言うんだけど、「この歌声があったら、歌だけでいいじゃん」と思っているから。本当に楽しみですね。

吉岡私はいきものがかりからひとりで飛び出してイベントに出させていただくのは今回が初めてなので、記念すべきステージです。

── 初めてひとりで参加するイベントが、親戚主催で良かったですね(笑)。

吉岡本当に香さんで良かったです。打ち合わせをしていても、ぐいぐい引っ張っていってくださるので、私も自然に気合いが入っています。

岸谷聖恵ちゃん、真面目だから大学ノートにびっしり書いてくれているんだよね。

── どんなことを書いているんですか?

吉岡香さんとやるんだったらこの曲をやりたいなとか、そういうことです。そんな大した内容じゃないんですが、つい気合いが入って書いています(笑)。

岸谷聖恵ちゃん、たくさんいい曲があるので、Unlock the girlsのメンバーともどの曲をやろうかって、相談しています。バンドのメンバーは今みんな36歳だから、どちらもドンピシャの世代なのね。BONNIEちゃんの音楽についても、メンバーから「あの曲がやりたい」というアピールがすごいです(笑)。

BONNIE私は高校時代、軽音部でプリンセス プリンセスを歌っていたんです。「あのプリンセス プリンセスの人と同じステージに立つんだ。思えば遠くへ来たもんだな」という感慨がありました(笑)。その当時は、「Diamonds」を演奏したと思います。私の中では、女性だけでバンドをやっている先駆者のようなイメージ。 ライブも拝見させていただき、ギターもピアノも上手にこなされて、お客さんもいじりながらお話も面白い。 すごい人だなと感じているので、私も胸に飛び込む気持ちです。

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── 音楽のミラクルな化学変化が起きそうですね。

岸谷楽しみですね。音楽はその人の人間性そのものだと思うんです。だからジャンルが違っていても、その人が好きであれば成立するんじゃないかな。先日からリハーサルが始まって、聖恵ちゃんには「これでいい?」って音のキーの話をしたり。

吉岡そのキーに合わせて歌ってみたり(笑)。「今日は子供がいるので、歌えないので、明日でもいいですか?」って返してみたり。

岸谷「いいよ、そんな焦らないでいいから。落ち着いて大丈夫だよ」って。 本当にその人の人間性に触れている感じがするんですよ。今回は人としての付き合いから始まっているから、余計そうなんでしょうね。

── リハーサルの様子はいかがですか。

岸谷今回は異例の「同時進行」で進めています。初日に聖恵ちゃんの曲をやりつつも、「BONNIEちゃんのこの曲のグルーヴ、やってみたら全然できないんだよね」となって、急に切り替えたりしていました。聖恵ちゃんの音楽は弦や管楽器がいろいろと入っているから、あの賑やかさをいかに4人(Unlock the girls)で出すかを色々と考えながらやっています。一方、BONNIEちゃんの曲は、バンドでやったら対応できるんじゃないかと甘く考えていたんですが、いざやってみたら、全然グルーヴが出なくて。「ヤバい! グルーヴが出るまで、練習しなくちゃ!」って、かなり緊迫しています(笑)。

── それぞれ、異なるタイプの音楽ですもんね。

岸谷ふたりの音楽では音色もまったく違うから、機材が大変。 私が持っている機材をすべて出してきて、あれこれやっています。 「ちょっと待って、ウーリッツァー出して」って、楽器もゴチャゴチャ(笑)。 でもそういう過程も含めて、楽しいです。


── 互いの「人間性」についてはどう感じていますか。

岸谷聖恵ちゃんはとにかく真面目で、音楽を真剣にやっているんですよ。私は「総合点」で曲を書くのも歌うのも楽器を弾くのも好きで、色々なことをやっていますが、この人は「包丁一本、マイク一本さらしに巻いて生きています」という潔い強さのあるシンガー。誰にもないものがあると思います。

BONNIE生き様が反映された音楽。

岸谷そう。BONNIEちゃんは、一緒に飲んだときに面白いなと思ったのは、小・中の頃の育った環境が似てるところ。付属の学校で育っていて、のほほんとした感じもしつつ、好きなことだけやれていて。コンプレックスをエネルギーにするっていう感じじゃないんだよね。

BONNIEコンプレックスがないわけじゃないんですけど、早いうちに達観したというか。「自分はこれが好き」みたいなのは揺らがないので。10代で性格も含めて出来上がっていたから、ブレない感じが滲み出ているんだと思います。「私はこうはなれない」という諦めもあるし、「自分はこれができるということを貫いていこう」みたいな意識はありますね。

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岸谷ふたりともとても真面目。聖恵ちゃんも本当に真っ直ぐだから。

吉岡そうなんですかね。というか、曲げられなかったんです(笑)。

岸谷人間として好きだと思えないと一緒に音楽はできませんから。音楽としてやるとなったら違うでしょ。自分だったらこうはしないというところが出てくる。でも、人間が好きだと、「へえ、この人はこうするんだ」って、好意的に入っていけるんですよ。マニアックなことを言うと、「どうしてあそこであのコードが出てきたの?」って聞きたくなるくらい(笑)。そういう違いを認めながら新しいものを作るのは本当に楽しいです。

── BONNIEさんから見たおふたりの印象は?

BONNIE今日、初めてお話したところなんですが、聖恵ちゃんは顔の表情を作るところがかわいいな、本当に素直な方なんだろうなと思いました。ノートを上手に取るタイプなのも私と共通項があるのかなと。

吉岡私の場合は、上手に取れているかどうかはわからないんですけど、書き出すと、止まらなくなる(笑)。

岸谷私はきれいに頑張って書いたけれど、「惜しい! ポイントがズレていた!」というタイプ(笑)。

吉岡私はとりあえず書きだしてみるタイプです(笑)。

BONNIEでもそれは大事ですよね。私も書くことが好きで、10代からイライラやモヤモヤがあったら、散文詩のようなものを書いて頭を整理していました。書き終わった頃には、つまらないことでモヤモヤしていたなって、スッキリする日常を過ごしていたので、書くことは不可欠でした。

岸谷聖恵ちゃんは書いてた?

吉岡中2からデビューして何年間かはずっと日記を書いてました。

岸谷私も日記を書いてました。

── それぞれ書くことで、自分との対話をしっかりされていたんですね。

BONNIEそういう人の方がブレなくて、強いというか、自分に問いかけて進めるんじゃないかという気がします。

── 岸谷さんについてはどのような印象を持っていますか?
BONNIE香さんもおっしゃっていましたが、ルーツが似ているというか、付属の学校という割とかっちりした枠の中で育っていながらも、熱いものを持ち続けていて、それが表に出て仕事になったところは共通するのかなと思いました。話をしていても共感できることが多いんですよ。お子さんからしたら、本当に頼もしいお母さんで、今築かれている親子の関係も素敵だなと思います。あそこを目指していこう、みたいに私生活の部分でも参考にさせていただいています。強くて、めちゃくちゃ優しい、アイデアの塊のような方(笑)。

── アイデアの豊富さは、毎回、『感謝祭』のステージの演出や構成でも感じます。

岸谷素晴らしいゲストがいてくれるからアイデアが湧いてくるの。アイデアが湧かない人はゲストとして呼んでいない、ということだと思います。

── 吉岡さんから見たおふたりの印象を教えていただけますか?

吉岡「竹を割ったような明るい性格の方だなあ」というのが第一印象でした。とてもエネルギッシュで、ライブを観ても、MCで自分の話にツッコミを入れて、みんなの心を掴んで笑わせて、明るくてサバサバしている印象がありますが、現場にお邪魔すると、香さんがとても気遣ってくださっているのがわかるんですよ。強さの裏側に繊細な気遣いが見えて、なんでも持っている方だなあと。香さんがいるだけでみんなが安心するし、繊細だからこそ音楽の細かい部分でアイデアが湧いてくるんだろうなと思います。

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── BONNIE PINKさんについては?

吉岡今日、初めてお話させていただいたんですが。

BONNIEまだ、わからないよね(笑)。

吉岡とても落ち着いていらっしゃるけど、いろんな音楽を作り出しているということは、達観しながらも、心の中に燃えるものを秘めていらっしゃるのかなって。あくまでも想像なんですけど。

BONNIEかわいくない子供時代だった気がしますね。あまり友達と広く浅く付き合うタイプではなくて、「この人」という特定の友達はいたけど、あとは別にしゃべらなくてもいいや、みたいなところがあったので、クールに見られていたかもしれないです。でも、別にそんなクールでもないので(笑)。

岸谷付き合ってみると、実はそんなにクールでもないところが魅力なんだと思う。吉岡そういうところに憧れますね。私は大人になっても、ちょこまかしていて落ち着きがないので(笑)。BONNIEさんは、「私はこれ」というのがあるから、精神の平穏さを維持しながら自分の好きなものを組み立てていけるんだろうなって思いました。

BONNIEありがとうございます。


──『感謝祭』に向けた意気込みをお願いします。

岸谷今回のステージは全員女性だし、独特のテイストのものになると思っています。男性だから女性だからということで、分け隔てをするつもりはありませんが、やはり違いはあると思うので、その良さを活かせたらと考えています。

── 昨年の『感謝祭』のゲストもふたりとも女性でしたが、同期、同世代でした。今回は世代も幅広くなっています。

岸谷それぞれ、その時代の音の代表みたいなところも面白いですよね。80年代の私、90年代のBONNIEちゃん、2000年代の聖恵ちゃん。それぞれの時代の音が混ざり合うのが楽しみです。

── BONNIEさんは、『感謝祭』にどのような意識で臨もうと思っていますか?

BONNIE今回は歌手として初心に帰ったつもりで200%の力で歌います。聖恵ちゃんとも世代を超えて歌で絡んで、新たな一体感を生み出したいですね。

岸谷BONNIEちゃんも聖恵ちゃんもはっきりとしたチャームポイントがあるので、そういう意味ではやりやすいです。それをどうUnlock the girlsで表現するか、大変なところはありますけど、その大変さも含めて楽しみです。

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── 吉岡さんは、『感謝祭』に向けてのお気持ちは?

吉岡日本人なら誰もが知っているおふたりの声に、自分の声を重ねられるワクワク感でいっぱいです。香さんから、「ならではの歌の良さがあるよ」って言っていただいたので、存分に出しまくって元気に盛り上げていきたいと思います。

── どんな曲をどんなアレンジでやるのか、期待がふくらみます。

岸谷楽しみにしていてください。それぞれ難易度の高い部分もまったく違うんですよ。確認のために譜面をもらっているんですが、BONNIEちゃんの譜面はペロンと1枚で、「バンド」という感じの譜面で、「リピート」ってあって「ここは全部一緒です」みたいな。一方、聖恵ちゃんの譜面はその4倍くらいあって、「読むのが大変だ!」って(笑)。

吉岡曲、長いんですよね。

岸谷そう、長いの。必ず大サビもあるし、2曲分くらいあるよね。コードも微妙に違っていて、「1番と2番でマイナーとメジャーが違うだけだから、ここをよく見て!」って、みんな必死(笑)。この極端な違いが面白いです(笑)。

吉岡私たちの曲をどう料理してくださるか楽しみです。

岸谷申し訳ないけれど、いきものがかりの音楽には出来ないんですよ。だから、「真似はしないからね。嫌だったら言ってね」と確認しながら進めています。

吉岡さっき「胸に飛び込む」と言いましたけれど、だからこその音に飛び込んでいきたいと思います。自分を保てますかね?

岸谷大丈夫よ。あなたには包丁があるから(笑)。

── 最後に観に来る方々へメッセージをお願いします。

吉岡デビュー前からお世話になっていて、繋がりのある大先輩の香さんのステージに立たせていただけるということで、ドキドキしながらも楽しんでいきたいと思います。BONNIEさんは、いきものがかりにとっても恩人。おふたりと共演できる幸せを感じながら全力を出し切りたいと思います。みなさん、ぜひ一緒に楽しみましょう。

BONNIE日頃、バンドのメンバーは男性ばかりで、コーラスにはあまり期待せずにやってきましたが、今回は「期待していいんだ」という楽しみがあります。香さん、バンドメンバーの方々、聖恵ちゃんと一緒に歌えることがとても楽しみです。それぞれの声が混ざったら、どうなるんだろうって、学園祭みたいなワクワク感があります。女性とステージに立つのは、高校生以来ぐらいなので、そのワクワク感がそのままパフォーマンスに出るでしょうし、お客さんもきっと面白いケミストリーを見れるんじゃないかと思うので、期待して来てください。

岸谷ファンのみなさんが聴いてがっかりするようなアレンジは良くないと、常に思っているんですよ。そこは保ちながら、でも、「こんなの聴いたことがない!」と思えるものをやりたいと思っています。『感謝祭』は今年で6回目になりますが、回を重ねるごとに、バンドでアレンジすることが楽しくなってきているので、いかにカッコイイか、いかに聴いたことのないふたりの曲でありつつ、知っている曲としてお客さんに楽しんでもらうか、挑戦していきたいですね。「音楽好き、集まれ!」という気持ちでいっぱいです。年に1回のイベントですし、一緒に大いに楽しみましょう。

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左から BONNIE PINK、岸谷香、吉岡聖恵(いきものがかり)
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<公演情報>
『岸谷香感謝祭2026』
2月23日(月・祝) 東京・EX THEATER ROPPONGI
開場 16:45 / 開演 17:30
出演:岸谷香、Unlock the girls
ゲスト:BONNIE PINK、吉岡聖恵(いきものがかり)

【チケット追加販売情報】
2月17日(火) 18:00〜 若干数を追加販売!
https://w.pia.jp/t/kaorikishitani26/(https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2543032&afid=P66)

関連サイト
岸谷香 オフィシャルサイト
http://kaorikishitani.com/

BONNIE PINK オフィシャルサイト
http://kaorikishitani.com/

いきものがかり オフィシャルサイト
https://ikimonogakari.com/

提供元の記事

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