2022年7月26日 18:00
国宝級の名品の数々が里帰り 『ボストン美術館展 芸術×力』東京都美術館で開幕
現代の感覚ではかわいらしくユーモラスにも感じる内容だ。
《吉備大臣入唐絵巻》展示風景
《吉備大臣入唐絵巻》(部分)12世紀末ボストン美術館蔵
《吉備大臣入唐絵巻》(部分)12世紀末ボストン美術館蔵
展覧会の最後を飾るのは、同展のために修復が施され初の里帰りを果たした増山雪斎の《孔雀図》。雪斎は江戸時代に伊勢長島藩を治めた大名でありながら、画技にも秀でた文人大名だった。修復を経て色鮮やかに蘇った精緻な表現をじっくりと鑑賞して欲しい。
増山雪斎《孔雀図》1801年ボストン美術館蔵
はるか昔から密接に関わり合ってきた「芸術」と「力」。時代や国によって異なるさまざまな「力」の表現に注目しながら、権力とは何か、ということについて改めて考える機会ともなりそうだ。
構成・文:浦島茂世
【開催情報】
『ボストン美術館展芸術×力』
7月23日(土)~10月2日(日)、東京都美術館にて開催
https://www.ntv.co.jp/boston2022/
※日時指定予約制
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