坂東巳之助×シム・ウンギョン、ミュージカル『消えちゃう病とタイムバンカー』4月開幕
梅田芸術劇場と英国・チャリングクロス劇場の共同プロデュース第2弾となるミュージカル『消えちゃう病とタイムバンカー(英題:The Vanishing Girl&The Time Banker)』が4月、東京芸術劇場プレイハウスで開幕する。
この日英共同プロジェクトは、日本の若手演出家が英国で作品を発表できる機会を創出し、日本演劇界・ミュージカル界を活気づけることが目的。これを踏まえ、梅田芸術劇場が英国で150年以上の由緒ある歴史を持ちながら画期的な作品を作り出しているチャリングクロス劇場の芸術監督であるトム・サザーランドとタッグを組んだ。
演出家と演出コンセプトはそのままに「英国キャスト版」と「日本キャスト版」を各国それぞれの劇場で上演する形で、第1弾は藤田俊太郎演出・ミュージカル『VIOLET』を2019年、20年に英国と日本で上演している。しかし続くコロナ禍の中、日英双方での上演は見通しが立たない状況。それに伴い第2弾となる『消えちゃう病とタイムバンカー』はまず日本のみでの上演となる。
日本のオリジナル作品である本作は、悪徳企業「時間銀行」に勤め、人の時間を搾取することを生業とする世界一冷酷な男・灰原ルイと、悲しい気持ちになると体の一部が消えてしまう新種の病気「消えちゃう病」