凛として時雨を迎えたハンブレッダーズ『秋のグーパンまつりZ 2024』ファイナルレポート 「15歳の気持ちでアクション!を起こそうと思います」
Photo:渡邉一生
Text:森朋之Photo:渡邉一生
ハンブレッダーズの対バンツアー『ハンブレッダーズ秋のグーパンまつりZ 2024』の最終公演が、東京・Zepp Hanedaで開催された。対バン相手は、ハンブレッダーズの4人が高校時代から憧れていた、凛として時雨。フロアを埋め尽くしたオーディエンスの前で両バンドは、世代とスタイルを超え、ロックミュージックの醍醐味をダイレクトに見せつけた。
ステージ奥に掲げられたバックドロップには、ハンブレッダーズと今回のツアーの対バン相手の名前がデザインされている。04 Limited Sazabys、UNISON SQUARE GARDEN、サンボマスター、マカロニえんぴつ、凛として時雨。現在の日本のロックシーンを代表する5組との共演は言うまでもなく、バンドにとって大きな刺激となったはず。最終公演で彼らは、そのことを自らの音と身体ではっきりと証明してみせた。
最初に登場したのは、凛として時雨。
鋭利で煌びやかなギター、〈誰にも見せられないもの頭の中溢れて〉というフレーズから始まり、凄まじい突破力を備えたバンドサウンド、起伏に富んだメロディラインが共鳴。