【インタビュー】岸谷香、プリプリを歌う!「あの時の自分が作った作品を、今やる意味があるなって」
もうひとつ、思っていたことがあって。去年のツアーぐらいから、コロナが落ち着いて、マスクを外して声を出せるようになりました。その時にステージから見た観客のみなさんが本当にうれしそうで、いい顔をしていて。「みんな、今日の自分の顔を鏡で見てごらん。すごくいい顔をしているよ」って、伝えたくなりました。その時に感じた「みんな、美しいよ、生き生きしているよ」という思いから「Beautiful」が生まれました。
――作詞は富田京子さんですが、どんな会話を?
きょんちゃんとは、今の話をLINEでやりとりをしたら、「いいね」みたいな感じで返ってきて、どんどん決まりました。お互いの共通の思い出やシーンもあってツーカーだから、やりとりも楽ちんだし、キャッチボールもスムーズでした。
――富田さんとのやりとりの中で、こだわったこと、印象に残ったことはありますか?
こだわっていたのは小さなことなんだけれど、一番の最後の<この人生と恋をしよう>のところですね。最初、きょんちゃんから送られてきたのは<この人生に恋をしよう>でした。でもそうすると、人生がもう決まっていて、好きも嫌いも含めて、好きになっていこうというニュアンスがあるじゃないですか。