くらし情報『新ロイヤル大衆舎伝説の旗揚げ公演『王将』KAATアトリウム特設劇場にて開幕』

2021年5月15日 07:00

新ロイヤル大衆舎伝説の旗揚げ公演『王将』KAATアトリウム特設劇場にて開幕

新ロイヤル大衆舎『王将』-三部作-チラシ


5月15日(土)から、KAAT神奈川芸術劇場にて新ロイヤル大衆舎の『王将』三部作が再演を果たす。

2017年に行われたこの公演の初演は大いに話題を呼んだ。「新ロイヤル大衆舎」が、福田転球、大堀こういち、長塚圭史、山内圭哉という、それぞれに演劇界で独自の存在感を示している4人が集まった新団体であったこと。彼らが旗揚げに選んだのが関西将棋界の伝説と呼ばれる坂田三吉の一代記を描いた北條修司作『王将』三部作という大作であったこと。それだけでも大注目に値するのに、彼らはそれをわずか客席80席あまりの小劇場「楽園」で行ったのだ。小さなステージに日本を代表する舞台美術家・堀尾幸男がミニマムでありながら印象的な美術を建て、そこに十数人の役者が入れ替わり立ち替わりひしめきあい、長塚の演出によって、三部で計345分の超大作が上演された。

新ロイヤル大衆舎は、昨年にも緊急事態宣言によって予定された公演の中止を余儀なくされたかと思うと、「緊急事態軽演劇八夜」として35人だけの観客を入れ、配信もする形で毎日日替わりで公演を行った。何かと思いがけない形で私たちを驚かせる団体なのだ。


とくに旗揚げ公演であった『王将』は、前述のとおり各回80人ほどしか入れなかったため、観たくても観られない人が続出した。

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