スズナリ初進出! カムカムミニキーナ『燦燦七銃士 ~幕末エクスプレス1867~』開幕
松村武率いる劇団カムカムミニキーナの、下北沢ザ・スズナリ初お目見えとなる最新作『燦燦七銃士 ~幕末エクスプレス1867~』が10月31日(土)に開幕する。
劇団旗揚げ30周年記念公演第1弾となった前回公演『猿女のリレー』が行われたのは7月。演劇そのものの存亡に関わる非常事態の中、稽古段階から徹底的に感染予防策を遵守し、是が非でも自分たちは「演劇」の路を突き進むのだという、強い決意に満ち溢れた舞台で観客を圧倒した。カーテンコール、「この状況で劇場を訪れてくださった皆さんも同志だ」と語る松村の言葉が印象的だった。
そんな彼らがおくる、旗揚げ30周年記念公演第2弾。意外にも、小劇場の殿堂・下北沢ザ・スズナリには今回が初進出となる。歴史上の出来事や伝説を下敷きにした作品群に定評のある彼らが、今回選んだ題材は『ダルタニヤン物語』。小説『モンテクリスト伯爵』などで有名なフランスの小説家アレクサンドル・デュマの代表作のひとつだ。
この物語を、幕末日本を舞台に、壮大な大河ドラマとして翻案する。
黒船来航で鎖国日本が激震し、京の都では連日連夜の血の嵐。ついに世替わりを果たした日本だったが、その一方で祖国を遠く離れ、パリで開かれた万博に初参加した者たちがいた。