くらし情報『坂東玉三郎、新派移籍の喜多村緑郎&河合雪之丞との共演に意欲「垣根はない、いつでも一緒に」』

2022年5月24日 18:00

坂東玉三郎、新派移籍の喜多村緑郎&河合雪之丞との共演に意欲「垣根はない、いつでも一緒に」

左より、河合雪之丞、坂東玉三郎、喜多村緑郎 写真提供:松竹(株)

写真提供:松竹(株)



歌舞伎座「六月大歌舞伎」第三部『ふるあめりかに袖はぬらさじ』に出演する坂東玉三郎、喜多村緑郎(思誠塾岡田役)、河合雪之丞(遊女亀遊役)が都内で取材に応じ、意気込みを語った。有吉佐和子の原作で、昭和47年の文学座公演での初演以来、杉村春子による主人公・お園が当たり役として繰り返し上演され、昭和63年からは玉三郎に受け継がれてきた名作舞台。平成19年(2007年)12月、歌舞伎座でついに歌舞伎として初上演され、豪華キャストの競演が話題を集めた。


坂東玉三郎、新派移籍の喜多村緑郎&河合雪之丞との共演に意欲「垣根はない、いつでも一緒に」


「今は明るい話がいいんじゃないかと思った。深刻にさせないで、人生をしみじみと感じさせる」と演目の魅力を語る玉三郎は、有吉氏の作風について「洞察力が深く、世の中を俯瞰している目がある。芝居上では良いも悪いも、肯定も否定も何も言っていないんですね。笑いの中で転がっていきながら、日本のありようの神髄を突いている」と分析。「有吉先生がお望みになるか分かりませんが、歌舞伎座で演じられるのは良いことだと思いますし、先生は古典様式を使った現代作家でもあるので、歌舞伎座には合うと思います」と話していた。

坂東玉三郎、新派移籍の喜多村緑郎&河合雪之丞との共演に意欲「垣根はない、いつでも一緒に」

『ふるあめりかに袖はぬらさじ』芸者お園=坂東玉三郎撮影:岡本隆史
緑郎・雪之丞とは、両名が研修生時代からの長い付き合いだといい、玉三郎は「気楽にやってもらいたい。

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