小西詠斗が普通であることに思い悩んだ日々「高3の頃は絶望していました」
撮影:友野雄
自分らしく生きること。それは、とてもシンプルで、とても難しいこと。だけど、私たちがもっとハッピーに生きていくために、自分らしさは欠かせない。
そんな“自分らしく生きること”の大切さを、とびきりポップに、どこまでもキュートに教えてくれるのがミュージカル『ジェイミー』だ。
主人公は、16歳の高校生・ジェイミー。彼には、ドラァグクイーンになるという夢があった。その第一歩として、高校のプロムに本来の“自分らしい”服装で参加しようと決意するが、その行く手には様々な偏見や迫害が待ち構えていた。
演劇の本場・イギリスで大ヒットしたミュージカルが日本初上陸。
確かな実力とフレッシュさを兼ね備えたメンバーで華やかにお届けする。
そこで今回は、ジェイミーのクラスメイト・サイ役の小西詠斗にインタビュー。「歌もダンスもまだまだで…」と恐縮する小西にとって、本作は大きなステップアップの場となりそうだ。
初めてお芝居をしたときは、自分には無理だと思いました
――台本を読ませてもらいましたが、「普通」ってなんだろうということを改めて考えさせられました。
そうですね。僕もこのお仕事を始めるときに周りから物珍しげな目で見られたので、ジェイミーの気持ちは共感できるところがあります。