Netflixシリーズ『THE DAYS』役所広司、竹野内豊らの特別インタビュー映像公開
と断言。「やはり3.11の首相官邸の混乱、あの渦の中にいた首相を演じるということは経験できないことだと思いましたし、そのような役を頂くのも最初で最後だと思ったし……その時の首相はどのような葛藤があったのか、それを演じる楽しみがありましたね」と、役者人生の中で希有な機会が訪れたと確信し、葛藤が滲む役柄を演じた。
福島第一原発の現場、1,2号機のベテラン運転員を演じた小林は、実在の人物を演じるにあたって「やはり自分の会社を愛しているとか、それだけに留まらない。自分の仕事に誇りを持っている人たちが、こんなにいるんだなと思いました。本当に命がけの作業に手を挙げて“行く”と言うんですもんね」と当時の命がけで働いていた人たちに敬意を示し、「現場で働いている職員の人たちはやはりすごいなと思いましたね」と現場を振り返っている。
さらに、事故発生現場に最も近い中央制御室の当直長を体現した竹野内は、「世界中の人たちにこの事実を知っていただきたい」と強い想いを口にする。「一人でも多くの方が何かこの映像の中から感じていただくことに大きな意味があるのではないかなと思っています」と語り、『THE DAYS』によって、世界中の人々の意識に変化が生まれ、この作品が誕生した意味が生まれるのではないかと結んでいる。