2022年4月7日 17:00
「いい意味でライバル視」「刺激をくれる存在」と全幅の信頼感!『いぶき、特別公演』でタッグ
次世代を担う歌舞伎俳優たちの更なる活躍を目指し、未来へ繋ぐ新たな挑戦として企画された『いぶき、特別公演』の取材会が都内で行われ、出演する中村児太郎と中村隼人が意気込みを語った。児太郎は第一回、2021年6月の京都・南座での上演に続き出演。数多くの舞台で児太郎と共演してきた隼人は『いぶき、』初参加となる。
第二回が2022年1月に東京・新橋演舞場にて上演される予定だったが、新型コロナウイルスの影響を鑑み、全公演が中止に。しかし、その土地の多くの若い世代にも歌舞伎の魅力を繋いでいこうという考えから仕切り直しと言える、次回の公演が東京・観世能楽堂、神奈川・横浜能楽堂で開催されることが決定した。
前回中止の憂き目を見た児太郎は「この二人だけでの完全なる責任公演ということで、準備を重ねる中で、各々の責任も大きくなっている。また(コロナ禍で)一役にかける思いも増している」と神妙な面持ち。由緒ある能楽堂での公演に「感謝でいっぱいですし、その感謝をどう表現するか。
いいものをお見せするため、みんなの思いを背負って、恥じない舞台にしたい」と決意を語った。
“同級生コンビ”での約1ヶ月間の巡業が実現し、隼人は「初舞台を踏む前から、銀座界隈で遊んでいた仲。