2022年4月7日 17:00
「いい意味でライバル視」「刺激をくれる存在」と全幅の信頼感!『いぶき、特別公演』でタッグ
諸先輩方に怒られ続けた僕らが、責任公演、しかも大作に挑戦できるのは身が引き締まる思い」と背筋を伸ばした。
演目は『雨の五郎』『藤娘』『二人椀久』の三つ。児太郎は、藤の精が恋心を艶やかに表現する『藤娘』について、「祖父の芝翫から教わった数少ない踊りのひとつ。当時は手も足も出なかったが、学びを重ねながら、自分ができることを昇華し、一番いい『藤娘』を表現できれば」と抱負のコメント。『雨の五郎』について、隼人は「小学生の頃、お稽古で『こういう役は歌舞伎役者、特に立役には大事だから』と言われた。当時は分かりませんでしたが、今は理解できるように。いわゆる助六ですよね。踊りの技術もそうですけど、見せ方や立ち姿、存在を意識しながら演じたい」と話していた。
二人が共演する『二人椀久』は、幻想的な逢瀬を描いた人気演目で「諸先輩方の様々な名コンビで世界観が築かれてきた。ぜひ隼人さんと一緒に、僕たちだからこその世界を築き上げたい。同級生で、いろんなことを遠慮なく言えますし」(児太郎)、「幻想的で夢のような世界観が魅力。恋焦がれて、恋に狂った男の話ですから、児太郎君を愛しすぎて、演じられれば」(隼人)と深い“絆”に期待感。