『能登とartists』横浜・そごう美術館で 能登半島地震から2年。能登への想いを作品にする11組が参加
2024年1月1日の能登半島地震から2年が過ぎた今年、『能登とartists能登とともにある、アーティストの思考と行動』が3月7日(土)より横浜のそごう美術館で開催される。
石川に住む10組と石川出身の前本彰子が、能登への思いを込めて作品を展示する。なかには自宅が倒壊し、住む家を失ったり、作品が被災した者もいる。しかし、アーティストたちはそこに意味を見出し、新たな作品として構築する。そうしたアーティストたちの思考と行動が、一歩ずつ進んでいく能登復興への大きな力になるのではないかという思いで、キュレーターの高橋律子が展覧会を企画した。
同展は「芽吹く」「重ねる」「変わる」「祈る」「歩む」という5つのキーワードで構成される。能登の里山里海に咲く草花を描く高橋治希。震災以前から撮影してきた能登の海岸を、震災後も撮影することで大きな自然の営みの中に人間がいることを思い出させてくれる写真家の石川幸史。
石川幸史シリーズ「汀の光、時の轍能登」より(2024年)
また、奥能登国際芸術祭で発表した金沢美術工芸大学アートプロジェクトチーム[スズプロ]による《奥能登曼荼羅》(2017年)、山本優美《わたしのひふはおもたい》(2021年)は、いずれも作品が被災。しかしただ作品の被災状況を伝えたり、修復したりするのではなく、作品に発生した新たな意味を見つめながら公開する。
金沢美術工芸大学アートプロジェクトチーム[スズプロ]《奥能登曼荼羅》部分(2017年)
山本優美《わたしのひふはおもたい》(2021年)
地震の日、石川から離れていたときにニュースで知った思いを作品にした髙橋稜、自宅を失いながらも能登の人々と復興へと歩む日々を作品を通して綴った仮( )-karikakko-、刺繍日記を綴るモンデンエミコ。多くのアーティストや地域の方々が協働して生まれた金沢21世紀歌劇団+VOX OF JOYミュージカル「HOME~Grace for All~」も参加。
山本基は被災した黒瓦に描き、眞壁陸二は奥能登国際芸術祭出品作を再構成する。前本彰子は、能登地震の1時間後に祈りを込めて制作した立体作品を紹介する。
自然災害で風景が一変した後も自然とともにある能登の日常。展覧会を通じて、現地に思いを寄せ、1日でも早い復興を祈りたい。
<開催情報>
『能登とartists能登とともにある、アーティストの思考と行動』
会期:2026年3月7日(土)〜2026年4月2日(木)
会場:そごう美術館
時間:10:00〜20:00(最終入館は~19:30)
休館日:会期中無休
料金:一般1,400円、大学・高校生1,200円
公式サイト:
https://sogo-museum.jp/