2022年10月31日 12:00
「観て、喋る」「繰り返し観る」観劇の醍醐味が凝縮された「関西演劇祭」笠井信輔×板尾創路インタビュー
一日で6本観れてる自分が楽しい。
笠井わかる、それ。
板尾めちゃくちゃ充実してるっていうかね。朝から晩まで芝居三昧っていうのはやっぱり楽しいですよ。
――各劇団の作品のクオリティの高さもあってのことですよね。
板尾そうですね。予選があるわけではないですけど、スタッフが公演を観に行って、面接して、実力とバランスも考えて選んでいるので。それこそさっき笠井さんがおっしゃった“食の祭典”みたいですよね。
選び抜かれて、バランスも考えられて、楽しめるようになっています。
笠井埋もれている劇団って本当にありますからね。こんな面白い劇団いたんだとか、こんな作家いたんだ、って。
「芝居を観て、喋る」がその場で共有できるのも演劇祭ならでは
――先ほど板尾さんのお話に出た「ティーチイン」はこの演劇祭の魅力でもありますよね。毎公演後、観客やスペシャルサポーターからの質問に、俳優やクリエイターがその場で答えてくれるシステムです。
関西演劇祭2022 実行委員長発表会見より、左からスーパーバイザーの西田シャトナー(劇作家・演出家・俳優・折紙作家)、スペシャルサポーター(審査員)の三島有紀子(映画監督)