2022年3月15日 07:00
中川翔子インタビュー、映画しまじろうは「学びがいっぱいある泣き映画」
わたしが演じるエメラルダ女王も、「もっと口に出してほめてあげればよかった」という発見をするんです。子どもって、大人にほめられるとそれがすごくずっと残るし、その大人は何気なく言ったかもしれないことが、その子の一生の何か、夢のタネになる場合もある。大人も成長できると思います。大人一人で観に行ってもきっと泣いちゃいます。わたしにとっても「そうか」って思えることが多く、学びがいっぱいある泣き映画でした。試写会の後、速攻で主題歌の作詞作曲を担当してくれたヒャダインさんに「泣くから早く観て!」ってLINEしました(笑)。
――初めての母親役を演じられて苦労した点はありますか?
以前、アニメ映画でお姉さん役を演じたとき、お姉さん感を出そうと思って演じていたら、音響監督から「いやいや、今じゅうぶん大人だから、むしろ年齢を下げるぐらいで演じて」と言われたときに、「あ、そうか!」とハッとしました。わたしはずっと脳内に小学生の自分を飼っているんですけど(笑)。
でも、まだ自分が母になっているわけではないからといって、“母親らしさ”を出そうとしすぎると、ずれてしまう気がするので、逆に考えすぎないで、シンプルに優しさとか包容力というところをすごく意識しました。