燃え殻『ボクたちはみんな大人になれなかった』Netfilxで映画化 主演は森山未來「この物語にはエンドロールはひとつしかない」
2016年に初版が発行され、世代を超えて支持され続けている作家・燃え殻のデビュー作『ボクたちはみんな大人になれなかった』(新潮文庫刊)の映画が制作され、2021年にNetflixで配信されることが決定した。
『ボクたちはみんな大人になれなかった』は、90年代の東京を舞台としたラブストーリー。物語は、満員電車の中で昔フラれた彼女に間違えてフェイスブックの「友達申請」を送ってしまった主人公「ボク」の朝から始まる。当時流行したカルチャーや、90年代の東京の街が盛り込まれ、多くの読者から共感を得た。誰もが自分と「ボク」の思い出や過去の思いを重ね合わせ切なくなる、過去と現在をSNSが繋ぐ感動作となっている。
そんな話題作をNetflixがC&Iエンタテインメ ントとタッグを組み、映画を制作。主演にコンテンポラリーダンサーとしても活躍する俳優・森山を迎え、欅坂46やサカナクションなどのMVを手がける森義仁が本作で初監督を務める。森山が演じるのは、元カノにSNSを介して再会する主人公「ボク」。
森山は「『失われた10年』とも言われる1990年代。そんな不安定な時代に、恋に音楽に仕事に燃えたどこの馬の骨ともしれない主人公。