隣の席はショパンとシューマン!? ソーシャルディスタンスの工夫が大人気。
去る8/19(水)、新型コロナウィルス感染拡大の影響により、約半年ぶりの主催公演を行なった「千葉市美浜文化ホール」のソーシャルディスタンス対策が大きな話題となっている。
イラストレーター坂谷はるか氏と「一般財団法人日本クラシックソムリエ協会」の協力によって実現したこの企画は、ソーシャルディスタンス対策によって使うことのできない座席に大作曲家たちを座らせるというおもしろ企画だ。大作曲家による「ここは私の席です。ご遠慮ください」というメッセージの可笑しさも相まって、当日コンサートに訪れた聴衆から大好評。来場者が発信したTwitterも破格の評判を呼んでいる。
この奇抜な発想自体は、岡山シンフォニーホールの館長が発案したことだとか。今回は、ホール同士のネットワークを通じて、さらに魅力的な企画へと発展したことが興味深い。大作曲家たちが聴いているということで、ステージに登場する音楽家たちにとっては、かなりのプレッシャーになるというのも楽しいこの企画。
“Withコロナ”の時代における一服の清涼剤のようだ。
●千葉市美浜文化ホール: http://chiba-aw.jp/mihama
●おしゃれなイラストだと好評の実際のツイッター
https://twitter.com/tani_chor/status/1295995294773989376