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『熊本城―守り継がれた名城400年の軌跡―』4月11日から 熊本地震から10年、永青文庫で名城の軌跡を追う

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『熊本城―守り継がれた名城400年の軌跡―』4月11日から 熊本地震から10年、永青文庫で名城の軌跡を追う


肥後熊本54万石を治めた細川家の伝来品を所蔵する美術館・永青文庫で『熊本城―守り継がれた名城400年の軌跡―』が4月11日(土)より開催される。2026年、熊本地震から10年という節目の年に、細川家の視点から熊本城の歴史をたどる展覧会だ。

熊本城は慶長12年(1607)、加藤清正によって築かれたが、その後、240年の長きにわたって熊本城を居城としたのは、豊前小倉藩から熊本に国替えとなった細川家だった。寛永9年(1632)に初入国した時、初代藩主・細川忠利はその城郭の巨大さに驚き、息子の光尚に「江戸城の他にこれほど広い城は見たことがない」と手紙を書いている。

『熊本城―守り継がれた名城400年の軌跡―』4月11日から 熊本地震から10年、永青文庫で名城の軌跡を追う

矢野三郎兵衛吉重筆沢庵宗彭賛《細川忠利像》寛永18年(1641)永青文庫蔵
この天下の名城・熊本城に関する具体的な記述が見出せるのが、総数58,000点に及ぶ「細川家文書」だ。2025年には、そのうちの9,346点が国の重要文化財に追加指定された。この文書からは、城の天守に歴代当主の甲冑や鉄砲、楯などの武器や武具が保管・管理されていたことなど、熊本城の実像を知ることができる。同展では、これらの史料に加え、熊本城が舞台となった西郷隆盛らによる日本最後の内乱・西南戦争に関する近代細川家文書も初公開される。


『熊本城―守り継がれた名城400年の軌跡―』4月11日から 熊本地震から10年、永青文庫で名城の軌跡を追う

重要文化財《細川忠利自筆書状》細川光尚宛(寛永9年〈1632〉)12月10日永青文庫蔵(熊本大学附属図書館寄託)
また、熊本城の本丸御殿を飾った可能性のある《老松牡丹図屏風》など、美術工芸品も紹介される。万が一、幕府から改易を言い渡された場合、城の明け渡しが藩主の意思かどうかを国元の家臣が判断するためのアイテム《相験(あいじるし)の香箱》など、珍しい道具の展示も興味深い。

『熊本城―守り継がれた名城400年の軌跡―』4月11日から 熊本地震から10年、永青文庫で名城の軌跡を追う

伝矢野三郎兵衛吉重筆《老松牡丹図屏風》(左隻)江戸時代(17世紀)永青文庫蔵(熊本県立美術館寄託)
『熊本城―守り継がれた名城400年の軌跡―』4月11日から 熊本地震から10年、永青文庫で名城の軌跡を追う

伝矢野三郎兵衛吉重筆《老松牡丹図屏風》(右隻)江戸時代(17世紀)永青文庫蔵(熊本県立美術館寄託)
その他、2023年に実施したクラウドファンディング「文化財修理プロジェクト第2弾」の支援などでよみがえった、初代藩主・忠利と二代藩主・光尚の甲冑2領の修理後初となる展示や、2016年の熊本地震以来、10年の間に進んだ復旧の様子も紹介される。
『熊本城―守り継がれた名城400年の軌跡―』4月11日から 熊本地震から10年、永青文庫で名城の軌跡を追う

《銀札啄木糸射向紅威丸胴具足》細川忠利所用江戸時代(17世紀)永青文庫蔵(熊本県立美術館寄託)
<開催情報>
『熊本城―守り継がれた名城400年の軌跡―』

会期:2026年4月11日(土)〜6月7日(日)
会場:永青文庫
時間:10:00〜16:30(※入場は~16:00)
休館日:月曜、5月7日(木)(※ただし5月4日(月)は開館)
料金:一般:1000円、大学・高校生:500円、シニア(70歳以上):800円
公式サイト:
https://www.eiseibunko.com/

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