鴻上尚史作・演出の舞台『朝日のような夕日をつれて2024』開幕 舞台写真&コメント到着

(撮影:田中亜紀)
鴻上尚史のプロデュースユニット「KOKAMI@network」(読み:コーカミネットワーク)第20回公演となる舞台『朝日のような夕日をつれて2024』が、8月11日に東京・紀伊國屋ホールで開幕。併せて舞台写真とコメントが到着した。
『朝日のような夕日をつれて』は、鴻上が結成した劇団「第三舞台」の旗揚げ公演として1981年に初演され、再演され続けている彼の代表作。1985年には初めて紀伊國屋ホールで上演され、1987年には紀伊國屋演劇賞も受賞した。サミュエル・ベケットの『ゴドーを待ちながら』を下敷きにした物語と、新製品の開発に狂奔するオモチャ会社「立花トーイ」の物語が交差し、さらにもうひとつの世界が描かれる、ギャグと遊戯の洪水の中でその時代の最先端を反映し、変化し続けた作品で、8回目の上演となる今回は、1981年の初演から初めて上演キャストを一新して上演される。
部長=ウラヤマ役で、2014年上演の本作にも出演し、舞台『リア王』や大河ドラマ『光る君へ』への出演で話題を集めた玉置玲央、医者=少年役で、舞台『鋼の錬金術師』シリーズでは主演のエドワード・エルリック役を務め、10月からは舞台『ゼロ時間へ』が控える一色洋平、マーケッター=ゴドー2役で、昨年上演の音楽劇『浅草キッド』にて、後輩芸人でコンビを組むも北野武へのコンプレックスから次第に悲劇へ突き進むことになるマーキー役を好演した稲葉友、研究員=ゴドー1役で鈴木勝吾とともに作・演出・出演を担当した二人芝居、“饗宴”『世濁声』を成功させ、10月からは舞台『羽州の狐』が控える安西慎太郎、社長=エスカワ役で舞台『呪怨THE LIVE』(小林俊介役)