くらし情報『心安らぐ日本美術が並んだ展示室で癒やしのひとときを 特別展『癒やしの日本美術』12月2日より開催』

2023年11月20日 11:30

心安らぐ日本美術が並んだ展示室で癒やしのひとときを 特別展『癒やしの日本美術』12月2日より開催

長沢芦雪《菊花子犬図》18世紀(江戸時代)個人蔵


近現代の日本画を中心とした充実したコレクションを誇る山種美術館で、12月2日(土)から2024年2月4日(日)まで、特別展『癒やしの日本美術 ―ほのぼの若冲・なごみの土牛― 』というなんともほっこりしたタイトルの展覧会が開催される。日常が大きく揺らぎ、不安定な世界情勢が続くなか、日本美術の鑑賞を通して、心の癒やしを得てもらいたいと企画された展覧会だ。
近現代の日本画コレクションで有名だが、同館は江戸絵画も所有する。今回は、伊藤若冲や長沢芦雪が描いたゆるくてかわいい作品を、個人所蔵のものも含めて展示している。素朴でのんびりとした表情が魅力的な若冲の《布袋図》(個人蔵)や、とぼけた表情の伏見人形の行列が愉快な《伏見人形図》、かわいい子犬たちがじゃれ合う姿にユーモアがあふれる芦雪の《菊花子犬図》(個人蔵)など、目にするだけで自然と笑みがこぼれてしまう作品が多い。
愛らしさでは、近代絵画も負けていない。奥村土牛の《兎》や竹内栖鳳の《鴨雛》など、日本画の巨匠たちがフワフワの小動物を描いた作品や、洋画家・小出楢重が幼い我が子をモデルにした《子供立像》などからは、対象をいとおしむ画家の愛情が伝わってくる。

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