くらし情報『【インタビュー】松尾さんはどんどん面白くなっているー阿部サダヲ『ツダマンの世界』で今年2度目の松尾スズキ作品出演』

2022年10月22日 10:00

【インタビュー】松尾さんはどんどん面白くなっているー阿部サダヲ『ツダマンの世界』で今年2度目の松尾スズキ作品出演

阿部サダヲ 撮影:藤田亜弓

撮影:藤田亜弓



シアターコクーン芸術監督の松尾スズキが、2年ぶりの新作『ツダマンの世界』を自身の演出で上演。昭和初期から戦後を舞台に、ひとりの小説家と、周囲の人々を巡る愛憎劇が展開される。そこで主人公のツダマンを演じるのが、松尾作品には欠かせない存在の阿部サダヲ。自身初となる小説家役、さらにはある新たな挑戦も控える阿部に、本作に寄せる想いを語ってもらった。

あの時代の小説家を代表するような男

――松尾スズキさんの2年ぶりの新作ですが、脚本を読まれた感想は?

正直、まだ半分ぐらいはよくわかっていません。なぜここでこんなことを言うんだろう?とか、なぜここで奇声を発するんだろう?とか(笑)。でもやっぱりさすがだな、と毎回思います。松尾さんの台詞って、本当に面白いですもんね。
詩的な感じもありますし、人間の嫌な部分とか、弱い部分がどんどん露わになっていく。しかもそれを笑いに変換しているのが、松尾さんのすごいところで。いわゆるわかりやすい「あるある」ではない、すごく小っちゃいところの「あるある」を突いてくる。その視点が僕は好きですし、面白いなと思います。

――昭和の初期を舞台に、今回阿部さんは小説家の“ツダマン”こと津田万治を演じられます。

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