日本人初の快挙! 岡本多緒がカンヌ最優秀女優賞をヴィルジニー・エフィラとダブル受賞 濱口竜介監督も祝福

ぴあ
日本人初の快挙! 岡本多緒がカンヌ最優秀女優賞をヴィルジニー・エフィラとダブル受賞 濱口竜介監督も祝福

Kate Green Getty Images Entertainment:ゲッティイメージズ提供



フランス・カンヌで開催されている第79回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門の授賞式が日本時間5月24日に行われ、濱口竜介監督最新作『急に具合が悪くなる』で主演を務めるヴィルジニー・エフィラ、岡本多緒が最優秀女優賞に輝いた。日本人俳優が同賞を受賞するのは史上初の快挙となった。

今年は、コンペティション部門に日本映画が3作品(他2作品は是枝裕和監督『箱の中の羊』、深田浩司監督『ナギダイアリー』)同時に出品を果たすという、25年ぶりの快挙を成し遂げており、映画祭の開催前から話題に。さらに、ワールドプレミアとなった公式上映後には海外メディアの絶賛レビューが相次ぎ、各国批評家たちの熱い視線が注がれていた。

この度、エフィラと岡本のダブル受賞を受け、濱口監督、共演の長塚京三、黒崎煌代、そして原作者の磯野真穂からコメントが到着。濱口監督は「本当に素晴らしいです。ヴィルジニー・エフィラさんと岡本多緒さん、このおふたりこその映画だと思います」と称賛。長塚は「幸せな気分ではち切れそうです」と喜びを滲ませ、黒崎は「俳優としてたくさんの刺激をいただきました」と熱のこもった祝福の言葉を寄せた。
磯野は「静かで真摯で、華やかな演技をありがとう」と深い感謝を述べた。

宮野真生子・磯野の共著(晶文社刊)を原作とした『急に具合が悪くなる』は、パリ郊外の介護施設“自由の庭”の施設長であるマリー=ルー・フォンテーヌ(エフィラ)と、がん闘病中の日本人演出家・森崎真理(岡本)という同じ名前を持つふたりが偶然に出会い、友情を超える絆を結ぶ物語。練り上げられた会話の応酬、複雑でいて説得力ある人間関係、映画内演劇、息を呑む美しい構図──彼女たちが過ごす数日間を凝縮した3時間16分は、観る者の心を揺さぶる。

映画『急に具合が悪くなる』本予告映像


<作品情報>
『急に具合が悪くなる』

6月19日(金)公開

公式サイト:
https://www.bitters.co.jp/soudain/

(C)2026 Cinéfrance Studios – Arte France Cinéma – Office Shirous – Bitters End – Heimatfilm – Tarantula – Gapbusters – Same Player – Soudain JPN Partners

『急に具合が悪くなる』濱口竜介監督、長塚京三、黒崎煌代、磯野真穂(原作)コメント全文


■濱口竜介監督
本当に素晴らしいです。
ヴィルジニー・エフィラさんと岡本多緒さん、このおふたりこその映画だと思います。
原作の宮野真生子さんと磯野真穂さんの魂を引き継ぐような形で、おふたりが演じてくださった。
それをカンヌ国際映画祭が評価してくれたのだと思います。
本当にうれしいです!

■長塚京三
ヴィルジニー、多緒さん、やりましたね。
素晴らしい!世界最高峰の受賞。ご一緒できた私も、誇らしく、幸せな気分ではち切れそうです。高らかに乾杯しましょう!

■黒崎煌代
女優賞のご受賞、誠におめでとうございます!
受賞の知らせを聞き、感動するとともに、心から納得いたしました。
お二人のお芝居は、本当にこれまで見たことのない表現で、日本語とフランス語、異なる言語の中で心を通わせながら芝居をされている姿に、撮影中も、そして完成した作品を観たときも、何度も胸を打たれました。
言葉を超えて感情が伝わってくるおふたりのお芝居に、俳優としてたくさんの刺激をいただきました。
あらためまして、この度のご受賞を心よりお祝い申し上げます。

■磯野真穂(原作)
原作をお守りのようにしていたとおっしゃってくださった岡本多緒さん。フランス語に訳された原作を読み、さらには平仮名まで勉強をして演じてくれたヴィルジニー・エフィラさん。
テキストを「生きる」おふたりの演技が、原作の書簡の先にありえたかもしれない世界を垣間見せてくれました。おふたりのさらなるご活躍を心から祈っています。静かで真摯で、華やかな演技をありがとう。

提供元の記事

提供:

ぴあ

この記事のキーワード