くらし情報『草彅剛の自然体で生きる方法「大人も“毎日が夏休み”でいい」』

2022年8月17日 07:00

草彅剛の自然体で生きる方法「大人も“毎日が夏休み”でいい」

だが、ナレーションに関しては何か独自の修練や研究を積んできたわけではないという。

「ナレーションって磨きようがないですよね。どう磨くんだろう。昔、森本レオさんと共演したときに、レオさんが『剛くん、ナレーションとは』みたいなことを言ってたんですけど、そのときからレオさんが何を言ってるのかわからなくて、『そうですね』ってわかってるふりして聞いてた(笑)。今もレオさんが何を言っていたのかはさっぱり思い出せない。たぶんレオさんもカッコつけたくて言ってたんじゃないかな(笑)」

飄々と笑い飛ばす姿には、まるで力が入っていない。この『サバカン SABAKAN』でもそうだ。大人になった孝明の語りと共に物語は進んでいく。
けれど、その語りには力みがまるでない。

「もう自然なかたちで、特に感情も入れず、さらっとできました」
草彅剛の自然体で生きる方法「大人も“毎日が夏休み”でいい」


草彅自身も、自らの声の表現についてさっぱりと答える。思えば、ナレーションに限らず、草彅剛という俳優のお芝居には不要な自意識がまるでない。ただそこにいる。ただ台詞を話す。なのに、受け手はその台詞の行間を、表情の余白を自然に読み取り、想像力を広げてしまう。

「確かにお芝居に関して自意識はひとつもないです。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.