ハンブレッダーズ対バンツアー、フォーリミを迎えたツアー初日Zepp Fukuoka公演レポート
フレージングが豊かで躍動的。曲の中でそれがいいフックとなり、ライブ中も激しく動き回る低音に耳が引き付けられた。大人っぽい「DANCING IN THE ROOM」ではギター〜ベースとソロ・パートを繋ぐ展開もいい見せ場になっている。世代を問わないダンサブルな曲調でフロアを横に揺らしていた。
でらし(b/cho) Photo:渡邉一生
木島は的確にビートを叩き、バンドの屋台骨をがっしりと支えるドラマーである。大合唱の嵐となった「ギター」の後半では椅子から立ち上がってドラムを叩く場面もあり、クールなルックスとは正反対の派手なアクションに観ているこちらも興奮させられてしまった。
木島(ds) Photo:渡邉一生
ukicasterに関してはハード・ロック/メタル調のギター・ソロを挟み、存在感を猛烈にアピール。というか、ハンブレッダーズはそもそもギター・ソロをフィーチャーした曲が結構多い。今日は20代前後のお客さん、あるいは学校帰りの女子高生の姿も見かけたが、40、50代のロック好きにもリーチする魅力がある。「ヤバすぎるスピード」でもさりげなくギター・ソロを入れ、視界がパーッと広がるような爽快感をもたらしてくれる。