第2回:クリエーションの現場はユーモア炸裂!? 村井良大×前田亜季×上山竜治インタビュー
ちなみに、稽古場で一番楽しそうなのは上村さんですよね。
前田面白いシーンをたくさん作っていきたいという思いを感じますよね。上村さんの演出は何度か経験していますが、ご自身で数々の資料を読んで土台を作った上で、稽古場で起こったことをちゃんと拾って、どんどん楽しみながらクリエーションされていく方。本当に自由にやらせてくれますし、もちろん、演出家としての意思もしっかりとお持ちで、そのバランスが素晴らしいんです。
村井昨日の稽古のレオニードの芝居で、上村さんが「こうやってみてください」と言われて、上山さんがその通りにやってみたら、上村さん「あ、本当にやるんだ……」って言われましたね。
上山──え!?それ僕、聞こえていなかった(笑)。
前田稽古場ではいろんなところで上村さんのユーモアが炸裂しています(笑)。
── 今回が日本初演となりますが、どのような舞台になるのか、期待が高まります。
村井今回、上村さんがこの作品の装置にかける思いがすごいんですよね。豪華ですし、見たことのないような演出もたくさんあります。
前田今回は小学生から18歳以下の方は無料ご招待をするという取り組みもあるそうですが、もしかしたら、子どもたちのほうが難しく捉えすぎず目の前で起きていることをそのまま受け止めてくれるかもしれませんね。