現代美術家・アルフレド・ジャーの東京初個展が東京オペラシティアートギャラリーで開催 作家自身の構成で展観する半世紀にわたる活動の軌跡
(C) Alfredo Jaar
2018年「第11回ヒロシマ賞」を受賞し、2023年広島市現代美術館で開かれた受賞記念展でも話題を呼んだアルフレド・ジャーの東京初個展『アルフレド・ジャーあなたと私、そして世界のすべての人たち』が、2026年1月21日(水)より東京オペラシティ アートギャラリーで開催される。ヒロシマ賞とは、美術の分野で人類の平和に貢献した作家の業績を顕彰し、核兵器廃絶と世界恒久平和を願う「ヒロシマの心」を、美術を通して広く世界へとアピールすることを目的として、広島市で1989年に創設された賞だ。
《ヒロシマ、ヒロシマ》 2023 広島市現代美術館での展示風景 (C) Alfredo Jaar 撮影:花田ケンイチ
1956年チリのサンティアゴ生まれのアルフレド・ジャーは、建築と映像制作を学んだのち1982年に渡米。以降、ニューヨークを拠点とし、ヴェネチア・ビエンナーレやドクメンタなど国際展でもおなじみのアーティストだ。
社会の不均衡や世界各地で起きる地政学的な出来事に対する真摯なリサーチに基づき、写真・映像・建築的なスケールの立体など多様なメディアを用いたインスタレーションを手がけてきた。今回は、1970年代の初期作から作家活動を代表する作品、同展のために制作された新作までが出品され、作家自身が半生を振り返りながら構成する展覧会となる。とりわけ、広島で制作された作品では、核兵器の脅威から新生児の誕生まで、五感を通じて「生と死」について深く考え、誰かと話し合いたくなるような作品となっている。
《アメリカのためのロゴ》(部分) 1987 (C) Alfredo Jaar
ジャーの作品に通底するのは、誰かを糾弾するのではなく、誰もが幸せになる社会を希求すること。
異なる価値観を持つ他者の存在を否定せず、一人一人がよく見て考える姿勢を持つこと。世界の問題に向き合いながら、私たちはいかに共生できるか、アートを通じて問いを投げかける。不穏さを増す現代社会の中で今見るべき展覧会だ。
<開催情報>
『アルフレド・ジャー あなたと私、そして世界のすべての⼈たち』
会期:2026年1月21日(水)~ 3月29日(日)
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
時間:11:00~19:00(入場は~18:30)
休館日:月曜、2月8日(日)、2月24日(火)※ただし2月23日(月)は開館
料金:一般 1,600円、大・高生 1,000円
公式サイト:
https://www.operacity.jp/ag/
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