女性ダンスカンパニーの作品を男性が踊る『プロジェクト男山』
女性のみのダンスカンパニー、プロジェクト大山。彼女たちの作品をなんと男性のみで踊るという公演『プロジェクト男山』が11月17日(日)に東京・神楽坂セッションハウスにて上演される。
プロジェクト大山は、『みいつけた!』(Eテレ)のダツイージョ役としてもおなじみの古家優里が主宰している。今回の男性バージョンでもいつもと同様、古家が構成・演出・振付をする。今回踊る男性メンバーは、「ふんどしダンサー」として注目を集めている五十嵐結也や大学生ダンサーの岡本五ら6人。
ふだん女性のみで活動しているとはいえ、プロジェクト大山のダンスには力強さもあり、セクシャリティを感じさせない振りもたくさんある。しかしやはり一方で女性ならではのパートも、女性ならではのやわらかさを感じさせるシーンも同様にあるのは確か。
それを男性が演じたとき、果たしてどんなものができあがるのか。
性差が生み出すものと、性差に関わらず魅力的なもの、両方が観られる公演になるのかもしれない。また、Twitter等で公開されている稽古の様子を見るにつけ、プロジェクト大山のダンスを観たことがない人にとっても楽しめるポップなものになることは、期待できそうだ。
文:釣木文恵