秋山和慶の遺志を継いだ『ドイツ・レクイエム』 東京アカデミー合唱団 第70回定期演奏会
今年2月24日に行われた第69回定期演奏会、J.S.バッハ『マタイ受難曲』公演において、圧倒的な感動をもたらした東京アカデミー合唱団。その背景には、同公演を指揮するはずだった日本を代表する名指揮者にして同団音楽監督、秋山和慶の急逝があった。
1967年から2024年まで、57年に渡って東京アカデミー合唱団の常任指揮者・音楽監督として合唱団を導いてきた秋山和慶の存在と功績は、同合唱団にとってかけがえのないものだったに違いない、その集大成とも言える『マタイ受難曲』の公演直前にこの世を去った秋山和慶の思いが憑依したかのような演奏は満席の聴衆を魅了。改めて両者の絆の強さが伝わってくる名演だったことが思い出される。
そして迎える第70回の定期演奏会で披露される作品は、生前の秋山が合唱団との共演を計画していたブラームスの『ドイツ・レクイエム』となればこれは聴き逃がせない。ヨーロッパを舞台に活躍する矢崎彦太郎を指揮者に迎えた今回の成果やいかに。名指揮者、秋山和慶が合唱団に託した思いの深さを感じてみたい。
『東京アカデミー合唱団第70回定期演奏会』
11月1日 (土)16:00開演
東京オペラシティ コンサートホール
ヨハネス・ブラームス:≪ドイツ・レクイエム≫作品45、≪ネーニエ(哀悼歌)≫作品82
指揮:矢崎彦太郎
独唱:中江早希(ソプラノ)、青山貴(バリトン)
管弦楽:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
合唱指揮:長田雅人
合唱:東京アカデミー合唱団
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