佐奈宏紀「とんでもない作品が出来上がったと思います 舞台『銀牙 -流れ星 銀-』~牙城決戦編~上演中
撮影:能一ナオ
1983~87年まで『週刊少年ジャンプ』(集英社)に連載された高橋よしひろの人気漫画『銀牙 -流れ星 銀-』が原作の舞台の第2弾、舞台『銀牙 -流れ星 銀-」~牙城決戦編~が天王洲 銀河劇場で上演中だ。疾走感あふれる演出で話題を呼んだ初演の「~絆編~」(2019年7月)に続く今作は、佐奈宏紀演じる銀たちがついに凶暴な殺人熊・赤カブト(spi)との命がけの闘いに挑む、物語の完結編。
原作では犬として描かれるキャラクターたちを人間が演じ、まるで犬が憑依したかのような四足歩行の動きや、岩山を模した舞台セットの上を軽快にぴょんぴょんと飛び回るアクションに目を奪われる。
銀たちが四国に仲間を探しに行くところから始まる今作は、闘犬である土佐犬の紅桜(北代高士)や武蔵(川崎優作)、如月(滝澤諒)率いる陸奥の四天王など魅力的なキャラクターが新たに登場。
今回も歌やダンスを織り交ぜたミュージカルシーンと、犬同士や圧倒的な強さをみせる熊との戦いに手に汗握る熱い展開。ミュージカル『ライオンキング』で初代シンバを演じた坂元健児など、演技・歌・ダンスともに実力派のキャストが命をかける犬(おとこ)