くらし情報『シュルレアリスムがモードに与えた影響とは? 展示「奇想のモード 装うことへの狂気、またはシュルレアリスム」開催迫る』

2022年1月7日 10:00

シュルレアリスムがモードに与えた影響とは? 展示「奇想のモード 装うことへの狂気、またはシュルレアリスム」開催迫る

エルザ・スキャパレッリ《イヴニング・ケープ》1938年、京都服飾文化研究財団蔵、広川泰士撮影


展示「奇想のモード 装うことへの狂気、またはシュルレアリスム」が1月15日(土)~4月10日(日)で東京都庭園美術館 本館+新館で開催される。

20世紀最大の芸術運動であった「シュルレアリスム」は芸術の枠を超えて、人々の意識の深層にまで影響を及ぼした。革新的な意匠を生み出し、時代を先駆けようとする優れたクリエーターたちの表現は、時にシュルレアリスムの理念と重なり合うものであり、モードの世界にもそれに通底する斬新なアイデアを垣間見れるだろう。

一方、シュルレアリストたちと親交のあったエルザ・スキャパレッリは、シュルレアリスムの潮流のなかで示された特異な感覚を、モードの世界に積極的に取り込んでいく。またシュルレアリストたちは、帽子や靴、手袋といったファッションアイテムを霊感の源として、絵画や写真、オブジェといった作品のなかに生かしていった。

衣裳へのトロンプ・ルイユ(だまし絵)的なイラストの導入や、内側と外側の意識を反転させたようなデザイン等、シュルレアリスムを契機として出現したユニークな発想力は、まさに「奇想のモード」として今日にまで影響を与え続けている。

本展ではさらに、シュルレアリストの感性に通ずるような作品群にも注目し、現代の私たちからみた<奇想>をテーマに、16世紀の歴史的なファッションプレートからコンテンポラリーアートに至るまでを幅広く展覧。

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