『アラジン』4DXが大ヒット記録を樹立 その秘密は“香り”の演出にあり?
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初登場で週末興行成績ランキング1位を獲得した、実写版『アラジン』。あわせて『アラジン』4DXも、2019年度の日本4DX公開週の週末実績史上、最高を記録したことが明らかとなった。公開週の座席占有率は、『アベンジャーズ/エンドゲーム』の記録を超える61%を達成。そして2週目には座席占有率81%という、前例にない記録を達成している。
記録達成のキーポイントとなるのは、ミュージカル映画に合わせて繊細に工夫された4DX効果にあるのかもしれない。名曲『ホール・ニュー・ワールド』に合わせて魔法の絨毯に乗る、“マジックカーペットライド”のシーンでは、観客の臨場感がさらに高まるよう、細かい動きや振動、風など立体的な演出を幾度となく研究し、機械的な乗り物ではなくリアルに揺れる絨毯を具現化しているという。
そして、オープニング曲『アラビアンナイト』や、ランプの魔神ジーニーが歌う『フレンド・ライク・ミー』、パレードシーンを彩る『アリ王子のお通り』など、歌と踊りのミュージカルシーンでは、観客の映画への没入感を邪魔することなく、リズミカルな雰囲気を出せるように、ダンスや音楽のビートのタイミングに精密にシンクロする振動と、繊細な動きを体感できる演出を用意している。