2021年12月10日 14:00
森崎ウィン Zepp Haneda追加公演で願った愛と平和「一生、僕の腕の中で夢を見させます」
目も耳も、そのステージにくぎ付けになる。
吐息、鼓動音。ハットをかぶったウィンがマイケル・ジャクソンを彷彿とさせるダンスパフォーマンスを披露し、目深に被っていたハットを脱ぎ去って「d.t.s.m」を。楽しげに音楽に身を任せるように体を揺らしながら歌いあげた。
MCでは改めてご挨拶。「追加公演ということで、みなさんの想いがあってこの日を迎えられました」と感謝を伝えた。
「声は出せないんですけども、全部心に届いております。声が出せない分、手を叩いていただいて、手が腫れたら湿布をお配りします。
……あんまりウケなかったですね(笑)」と言ってお茶目な表情も見せた。
「今日のフライトはナイトフライトですから。順調に32000フィートに到達、平常巡行しております。ここからはぜひナイトフライトを楽しんでいただけたら」と言い、客席に座ってもらうよう促したあと、自身もギターを受けとり、椅子に腰かける。
それから「いま、時代の流れって猛スピードで過ぎていくような感覚になっていまして、今僕らの生きる時代っていうのは今までに類の見ない速さだと思うんですけど」と話し始める。
「時代の流れについていくのに疲れてしまったり、たまにちょっとリセットしたいな、とか現実を見たくないな、という瞬間がみなさんあると思います。