東京都写真美術館にて『写真とファッション』展、7月19日(日)まで会期を延長して開催中
(c)Anders Edström
6月2日(火)より再開した東京都写真美術館の2F展示室では、90年代以降のファッション写真にフォーカスする『写真とファション 90年代以降の関係性を探る』が7月19日(日)まで開催されている。
ファッションが流行する過程において、衣服が持つ魅力を伝える重要な役割を担ってきた「写真」。写真によって作り出されるイメージは、時には衣服そのものよりも人々を惹きつけ、時代を象徴するイメージとなった。
同展は、そんな「写真とファッション」をテーマに、1990年代以降の写真とファッションの関係性を探るもの。長年にわたり文化誌『花椿』の編集者としてファッションやアートの世界を見つめてきた林央子(はやし・なかこ)氏が監修を手がけ、数多くのファッション写真に携わってきたアンダース・エドストロームや髙橋恭司の写真作品をはじめ、仏ファッション誌『Purple』の発行人エレン・フライスと前田征紀、新進気鋭のファッション・レーベルPUGMENTとホンマタカシによる新作コラボレーション作品など、写真、映像、インスタレーション約80点におよぶ多彩な表現を紹介する。
独自のスタイルを確立し、現在も第一線で活躍するアーティストたちの創造の源泉に触れることができる同展。