伝説の衝撃作が復活。『ドゥーム・ジェネレーション デジタルリマスター版』本編映像が公開
(C)1995 UGC and the teen angst movie company
11月にリバイバル公開されるグレッグ・アラキ監督の『ドゥーム・ジェネレーション デジタルリマスター版』の本編映像が公開された。
アラキ監督は、ゲイであることをオープンにし、一貫してティーンエイジャーを主人公に同性愛者のリアルライフを描いてきた。異性愛を常識とする当時の概念や、それを支えてきた映画のあり方に対抗した90年代の〈ニュー・クィア・シネマ〉ムーブメントを牽引し、インディカルチャーの旗手としても知られている。
今回上映されるのは、1995年製作の『ドゥーム・ジェネレーション』と1997年製作の『ノーウェア』のデジタルリマスター版。『ドゥーム…』は「異性愛映画を撮ったら制作予算をあげよう」というプロデューサーからの提案を受け、表向きは“異性愛映画”としつつも“史上最もクィアな異性愛映画”に挑んだ監督の反骨精神あふれる1作。監督が「最も野心的な作品」と語る『ノーウェア』は、ジェットコースターのようなスピード感で若者たちの“終末の日”の一夜を描いている。
このほど公開されたのは、『ドゥーム・ジェネレーション』のワンシーン。