2021年9月3日 20:00
ライブ配信も決定! 有村架純、林遣都ら出演、加藤拓也演出の『友達』が開幕
舞台写真撮影=宮川舞子
気鋭の劇作家・演出家、加藤拓也が巨星・安部公房の傑作戯曲に挑んだシス・カンパニー公演『友達』が9月3日、東京・新国立劇場 小劇場で開幕した。
生前「最もノーベル文学賞に近い作家」と呼ばれ、“シュールで不条理”が代名詞の作家・安部公房の戯曲に、演劇・映像両分野で新世代を代表し、常に心をザワつかせる世界観を私たちに提示する加藤拓也が挑んだ今作。
不条理な状況に追い込まれていく主人公の「男」を鈴木浩介、「男」の日常を浸食していく「9人の家族」には安部公房スタジオ出身の浅野和之(祖母役)を筆頭に、山崎一(父)、キムラ緑子(母)、林遣都、岩男海史、大窪人衛が3人兄弟を、富山えり子、有村架純、伊原六花が3人姉妹を演じる。
脇を固めるのは内藤裕志(弁護士役)、長友郁真・手塚祐介(警官役)、西尾まり(婚約者役)、鷲尾真知子(管理人役)。盤石の布陣で臨む不条理世界が小劇場空間に広がる。
開幕に際し、鈴木浩介・山崎一・林遣都・有村架純のコメントも到着。以下、全文を紹介する。
【男:鈴木浩介】
この戯曲は、僕がかつて所属していた劇団青年座で初演された伝説的な戯曲です。