全米女性映画批評家サークル賞が発表に
(C)Zoey Kang/A24
全米女性映画批評家サークル(WFCC)賞が発表された。
女性についてのベスト映画は、ワンオペ子育ての苦労を描くローズ・バーン主演の『If I Had Legs I’d Kick You』。バーンは主演女優部門にも候補入りしたが、次点だった。
女性によるベスト映画はシェイクスピアの家族に起きた悲劇と葛藤についての『ハムネット』。今作ではさらにジェシー・バックリーが主演女優賞、クロエ・ジャオとマーガレット・オファレルが女性脚本家賞に輝いた。
助演女優賞は『ワン・バトル・アフター・アナザー』のレジナ・ホール。主演男優賞は『Blue Moon』のイーサン・ホーク。
女性についての外国語映画賞は『Left-Handed Girl』と『The Voice of Hind Rajab』がタイ。
前者は台湾から、後者はチュニジアから、オスカーの国際長編部門にエントリーされている。
男女平等賞は『罪人たち』、アニメーションの女性キャラクター賞は『KPOPガールズ!デーモン・ハンターズ』のルミ。女性によるあるいは女性についてのドキュメンタリー賞は、マリスカ・ハージティ監督の『My Mom Jane』だった。
文:猿渡由紀