くらし情報『トロント国際映画祭:レイチェル・ハウスの長編監督デビュー作『The Mountain』』

トロント国際映画祭:レイチェル・ハウスの長編監督デビュー作『The Mountain』

『The Mountain』 Courtesy of TIFF


今年のトロント国際映画祭では、女性監督の作品が非常に増えたことに気づく。見たい作品を選んでいたら、たまたま女性のものばかりだったというような状況は、7、8年には考えられなかった。それらの女性たちは、それぞれの作品を通じて自分を表現している。レイチェル・ハウスの長編監督デビュー作『The Mountain』も、そのひとつだ。

ニュージーランド人女優のハウスは、『モアナと伝説の海』でおばあちゃんの声を務めたほか、『マイティ・ソー バトルロイヤル』『ネクスト・ゴール・ウインズ』などタイカ・ワイティティの作品、今年公開の『ゴジラxコング 新たなる帝国』などに出演してきた。舞台の演出や短編映画の監督は経験があるが、長編映画は初めて。


トロント国際映画祭:レイチェル・ハウスの長編監督デビュー作『The Mountain』


主人公は、ガンを患った少女サム。タラナキ山に行きたいと願う彼女は、ある日こっそり病院を抜け出す。彼女の旅には、ブロンコ、マロリーというふたりの少年も加わった。彼らもまた悲しみを抱えている。目的地を目指して自然の中を歩いていきながら、3人は、アイデンティティと友情を見つけていくのだ。

最初、ハウスに手渡された脚本に書かれていた3人の子供は、全員男の子。また、山には名前がついていなかった。

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