くらし情報『千住真理子がデビュー50周年。記念企画が12月のイザイでスタート』

千住真理子がデビュー50周年。記念企画が12月のイザイでスタート

目次

・挫折を救った、イザイの人間くさい魅力
・あこがれていた “しわの音”
・千住真理子デビュー50周年記念企画(2024年11月発表時点)
(C)JUNICHIRO MATSUO


2025年、ヴァイオリニストの千住真理子がデビュー50周年を迎える。大きな節目だけに、当然ながらさまざまな記念コンサートが企画されており、11月20日(水)、都内でその発表会見が行われた。

会見は、この種のイベントとしてはちょっと珍しい趣向で、元NHKの森田美由紀アナウンサーとの対談形式で行われた。日頃から一緒に食事に出かけたりする親しい仲というだけあって、なごやかな雰囲気のなかで50年を振り返る、楽しく興味深いトーク内容。さまざまな「秘話」も披露された。


千住真理子がデビュー50周年。記念企画が12月のイザイでスタート

(C)JUNICHIRO MATSUO
千住のデビューは、まだ小学6年生の12歳だった1975年1月。NHK主催の第1回「若い芽のコンサート」で、すでに大御所だった江藤俊哉とともにJ.S.バッハの《2つのヴァイオリンのための協奏曲》を弾いてNHK交響楽団と共演した。

「いちばん憶えているのは、大人たちから『NHKホールはステージが広いから、真ん中まで急いで歩いていってお辞儀をしないといけない』と言われて、大股で、速く歩く練習をしたこと。じつはその歩き方が今でもクセになっています。それと、照明がまぶしくて、目を閉じて演奏したのですが、その経験で、今もステージ上で目を閉じると落ち着いて弾けるのです」

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