NYインディーズ映画の旗手ハル・ハートリー監督、初期の中短編作品が日本初の劇場公開
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1990年代インディーズの名監督ハル・ハートリーが、長編映画とは違うアプローチで臨んだ、90年代初頭の16mmフィルム作品4本と、商業デビューを飾る以前に製作していた2本の短編映画が「ハル・ハートリー DAYS OF 16mm FILMS サバイビング・デザイアー+初期短編特集」と題して、12月6日(金)より日本で初めて劇場で上映される(順次ロードショー)。
『トラスト・ミー』やカンヌ脚本賞受賞作『ヘンリー・フール』などの名作を発表し、NYインディーズシーンの旗手として独自の地位を築いたハートリー監督。今年、2019年はハートリーのデビュー30周年であり、60歳を迎える節目の年。現在、5年ぶりとなる新作プロジェクトも動き出しているという。
この度公開される16mmフィルム作品は、偏屈な大学教授と蠱惑的な女生徒の恋の駆け引きを描いたラブコメディ『サバイビング・デザイアー』(1991)、ブルックリンで芸術家を目指す若者たちのドタバタ劇『セオリー・オブ・アチーヴメント』(1991)、シュールなおかしさが漂う怪作『アンビション』(1991)、初期ハートリー作品のミューズで2006年に早すぎる死を迎えたエイドリアン・シェリーとの最後のコラボ作『オペラNo.1』(1994)。