加藤健一事務所の人気作『詩人の恋』令和版を2025年1月に上演
加藤健一事務所 vol.119 音楽劇『詩人の恋』が、2025年1月22日(水) から2月2日(日) に東京・本多劇場で上演される。
『詩人の恋』は、劇作家のほか、脚本家、作詞家、編集者としても活躍するジョン・マランスによる作品。1995年にウォルナット・ストリート・シアターで初演、全米での上演後、12カ国以上で翻訳・上演され続けている。 加藤健一事務所ではこれまで計4回上演、人気作のひとつとなっている。
物語の舞台は1986年のオーストリア・ウィーン。ある春の日の午後、声楽家・マシュカン教授のもとへ、アメリカ人ピアニストのスティーブンが訪ねてくる。神童とも呼ばれたスティーブンだが、今は芸術の壁に突き当たっており、この状況を打破すべく、マシュカン教授のレッスンを受けることになる。初対面から気の合わないふたりだったが、マシュカン教授はハイネの詩によるシューマンの連作歌曲「詩人の恋」を課題として出す。
「どうしてピアニストに歌わせるんだ?!」と反発するスティーブンだったが、人生で初めて心が震える演奏ができたことで、ふたりは音楽と詞の世界にのめり込んでいく。そしてある日、それぞれの秘めた過去が明らかとなる――。