2021年9月22日 18:00
いまここにいる森崎ウィンを受け取って「MORISAKI WIN FIRST FLIGHT」ライブレポート
何気なく上げた手の指先までどこか絵になるのは、ミュージカルを始めとした多くのステージに立ってきた経験が反映されているのかもしれない。どこかショーを観ているような気分になるのは、そんな自然な動きの中に、魅せることへの徹底した意識が働いているからだろうか。
続く「d.a.t.m」ではマイケル・ジャクソンを模したダンスで、そんなウィンのパフォーマンス力の高さが見せつけられた。客席も思い思いに体を揺らし、音を楽しんでいるのがわかる。そんなCREWたちに、ウィンもどこか満足気だ。「せっかくだから、みなさん今日は動いてもらおうかな、と思います」と次の曲「Fly with me」のサビのフリをレクチャー。昼公演でCREWが期待以上の動きを見せてくれたから、と夜公演では振付と演出を担当した清水大樹からレベルアップの指示があったと明かし、敬礼や飛行機の翼を現すようなフリで会場との一体感を高めた。
続けてソロデビュー前からおなじみの曲「Be Free」では「みなさん、ジャンプできるならジャンプしてください!」と言って一緒に飛び跳ねる。ググッと会場内の温度とテンションが上がっていくのがわかる。
改めて、客席に向かって今日の来場に感謝の言葉を口にしたあと「ライブって楽しいですね!」