DIAMOND☆DOGSの個々が際立つ新作『ODYSSEY』開幕
2003年にダンサーとボーカリスト計7名により結成され、舞台を中心に活動しながら、2013年にはメジャーデビューも果たしたDIAMOND☆DOGS。メンバーふたりの卒業に伴い、2018年よりグループとしては充電期間に入り個々での活動を続けていたが、2019年夏に新メンバーを加えて再始動した。再始動以来2作目となる『ODYSSEY』が、本日9月18日に東京・博品館劇場で開幕する。
新生DIAMOND☆DOGSのメンバーは、リーダーの東山義久を筆頭に、中塚皓平、和田泰右、咲山類、そして新たに加わった廣瀬真平、新開理雄、Homerの7人。ここに長澤風海、法月康平、木村咲哉、RIHITO、浅川文也を加えた計12人が出演する『ODYSSEY』のコンセプトは、「すべての出演ダンサーが主役」。誰かひとりが構成・振付を行うのではなく、ひとりひとりの意見が反映されたシーンが「花束」のように融合する舞台を目指す。
ダンサーや振付師として活躍するのみならず、今やミュージカルの舞台にも欠かせない存在となっている彼ら。『レ・ミゼラブル』アンジョルラス役も務めた東山や、『メリー・ポピンズ』で強い印象を残した長澤、『ビリー・エリオット』初代タイトルロールの木村らが力を出し合って作る舞台は、きっとサブタイトル通りの「エンタテインメント・スーパー・ダンス・シアター」となることだろう。
文:町田麻子